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2021/02/15発行メールマガジン

Polio Eradication News=============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第8号 2021.2.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会・
ポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を
知って頂きたいと思い、情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
先日、映画「おクジラさま」を監督した佐々木芽生氏の
言葉が目に留まりました。

「正義の反対は悪ではない。『もう一つの正義』だ」
という佐々木監督が、和歌山県太地町に現れた
シーシェパードを中心とした世界中の環境活動家たち
から捕鯨やイルカの追い込み漁を糾弾された様子を
撮影しています。

クジラの町として400年の歴史を持つ誇りと、
動物愛護の外国人活動家の対立は、
お互いの立場ではそれぞれが正しいように映ります。
自らの主張を正当化するばかりでお互いを理解することに
繋がらない状況を見て、思わずポリオ根絶も同じロジック
なのではないかと頭をよぎりました。

以前このメールマガジンにも書きましたが、
昨年8月にナイジェリアがポリオ根絶宣言をして、
野生株のポリオ常在国はパキスタン、アフガニスタンの
2カ国になりました.

この2カ国はインドの西側にあり、
山岳地帯を挟んで隣同士に位置しています。
この山岳地帯は政府よりも部族の力が強く、
タリバン勢力の支配下でもあります。

そのため、ポリオワクチンを投与する保健師たちの活動が
難しい地域になっています。
この地域でのワクチン接種率が落ちると、
ポリオに罹患した子どもたちが街に出た時に、
ポリオウィルスが拡散されることになります。
集団免疫を獲得すれば、ポリオウィルスが根絶されると
考えられるので、何とかこの2か国のワクチン接種率を
上げる必要があります。

アメリカを中心とする資本主義国はタリバン、
アルカイダ等のイスラーム過激派をテロリストだと言う。
イスラーム過激派はアメリカこそ悪の根源で、
これはジハードだと言う。

自分たちそれぞれが正義だと言い続けても、
対立が深まるだけで解決にはなりません。
お互いの正義をそれぞれ認め合うことで、
その先の可能性が見つかるのかもしれません。

正義の反対は悪ではない。『もう一つの正義』だ。
それぞれの正義が融和するその先に、
ポリオ根絶があるのだと思います。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》
ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界ポリオ根絶推進活動
(GPEI)のメンバーとして、多大な貢献をしています。
ではこのゲイツ財団がGPEIに加入したのは何年でしょうか。

A.  1988年
B.  2009年
C.  2013年










《答え》
正解はB. 2009年です。
ちなみに1988年はGPEIが発足した年で、
2013年はポリオ根絶を2018年までに達成する
「包括的な6ヵ年計画」を策定した年でした。

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【ポリオ罹患者数】
2021年2月2日現在
野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。
パキスタン   0名
アフガニスタン 1名
合 計            1名

前年同時期では合計4名でした。幸先のいいスタートですね。

パキスタンが3年間罹患者0の時に根絶宣言がなされます。
その日が来ることを信じて活動していきます!

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【編集後記】

今回もポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日、地区財団セミナーが開催されました。
今年度2回目の財団セミナーですが、
コロナ禍のためウェビナーでの開催となりました。
参加者の様子を見ることもできず、
一方的に話すのは難しいと感じました。
とはいえ、セミナーに参加した何人かの方たちから、
良かったとの感想を頂きほっとしました。

緊急事態宣言も1ヶ月延長され、外食もほとんどしない
日常に慣れてきましたが、東京に関して言えば、
感染者数は減少しているものの重症病床使用率は
それほど下がっていません。

政府には緊急事態宣言を発出している自治体を徐々に
解除しようとの思惑があるようですが、
時期尚早の感が否めません。
例え緊急事態宣言が解除されたとしても、
従来通り人が動き接触が増えれば、
また感染拡大するだけです。

ワクチン投与が行き渡り、集団免疫ができるまで
不要不急の外出を控えるなど、自らの行動がパンデミックを
防ぐとの認識が求められている時なのだと思います。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる
情報共有の場ともなるよう、読者の皆さんとともに
歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンを
ご紹介ください。

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メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者  邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com
アドレス変更・解除は
https://www.mag2.com/m/0001692155

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