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Polio Eradication News=============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第39号 2023.9.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
先日私の所属する2750地区のグループ協議会でポリオ根絶の現状の説明と
寄付のお願いをしました。

10月24日の世界ポリオデーに向けた地区のイベントや、
ポリオ根絶支援企業への申込み、今年度から始まった
ポリオプラス・ソサエティへの登録などの案内をしながら、
ポリオ根絶の現状を伝えたのです。

説明した後に質問の時間を設けると、あるクラブ会長から
以下のような質問をされました。

「ポリオ根絶といっても、私たちが寄付した金額が
どのように使われているかの報告がないのはどうしてか、
またウィルスを根絶するのは変異するから難しいのではないか」

私の方からは、「ロータリー研究会でポリオ基金の利用の内訳が公表されているので、
確認します。またウィルスでも根絶された例があり、それは天然痘と牛疫です。
ポリオウィルスは3つの型しかなく、2型3型は既に根絶されており、
今は残る1型のみになっていて、
それも8月15日現在7名の罹患者になったので、今こそ根絶のチャンスなのです」と伝えました。

その会長は他にも意見を言っていましたが、
その根底にあるのは、国際ロータリーへの不信感と感じました。

ロータリー財団はよく寄付のお願いをします。
昨年は普段の寄付以外にも、トルコ・シリア地震、
パキスタンの洪水、ウクライナ戦争への寄付などお願いばかりで、
実際にどのように活用されているのかの報告はあまりメンバーに伝わっていません。

ロータリーメンバーは寄付慣れしている部分があるなと改めて気づきました。
現在、国際ロータリーが5,000万ドル寄付するとその2倍の1億ドルを
ビル&メリンダ・ゲイツ財団が寄付して、
合計1億5,000万ドルがポリオ基金に寄付されています。

財団の役割として、メンバーの皆さまから集めた浄財は無駄にせず運用されていることを
分かりやすく報告することが大切だと感じました。
ポリオ根絶を成し遂げるのは、財団ではなく、ロータリークラブメンバーであって、
財団はそのきっかけをつくっているに過ぎないということを改めて感じました。

今回、期せずして質問を頂けたことを感謝し、次の機会に活かしたいと思います。
ポリオ根絶まで本当に後少しです。今根絶することで、
ワクチンにかかる費用を減らし、子供たちの笑顔を守っていきましょう。

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【ポリオ根絶支援企業募集のお知らせ】
2750地区では、ポリオ根絶支援企業という形でポリオ寄付を頂いております。

1口5万円から寄付をしてもらえると、ロータリアンの皆様のお名前でロータリー財団に送金させて頂きます
(クラブ寄付目標にも反映されます)。

またご登録頂きました皆様には、感謝状、END PORIO NOWピンバッチを
お送りすると共に地区大会等で企業名の発表をします。
11月末までの募集です。
皆様、奮ってご協賛をお願いいたします。

ご質問等はこのアドレスに
polioplus2750@gmail.com
ご連絡ください。

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【ポリオ・プラス・ソサエティ(PPS)の募集】
2750地区は今年度からポリオ・プラス・ソサエティ(PPS)の募集を始めました。

こちらは毎年100ドルのご寄付を約束していただいて登録した方には、
登録証とソサエティメンバーのピンバッチを渡します。

参加希望者はGoogleフォームに記入して頂き、申し込みをしてください。
自クラブ事務局で入力も可能です。

ポリオプラス・ソサエティ参加申込フォーム

第2750地区ポリオプラス委員長 殿 
・私はここに、ロータリー財団のポリオプラス基金に毎年、年間100米ドルあるいは100米ドル以上寄付することを約束します。
 ・私は…

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【ポリオ罹患者数】
2023年9月5日現在の野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。

パキスタン   2名
アフガニスタン 5名
モザンピーク  0名
合 計   7名

8月15日の報告から罹患者は出ていません。引き続き、
ポリオワクチン接種率を上げ、継続してサーベイランス
(監視)を行い、これ以上の罹患者を出さないことが大切です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日北海道東川町に行く機会がありました。
その時に東川町から美唄へ2時間ほどかけて車で行ってきました。
高速を使えば、半分の時間で行けますが、
せっかくなので国道をゆっくり走りました。

そのおかげで、北海道の雄大な大地を感じながら走ることができました。
途中道の駅にもより、新鮮な野菜を購入でき大満足の
道程でした。

さて、なぜ美唄に行ったかというと、そこに彫刻家で
ある安田侃氏の作品が見られるアルテピアッツァ美唄があるからです。

こちらは広大な敷地に佇む彫刻たちを鑑賞できる野外美術館です。
美唄市は1950年代に炭鉱の街として栄えましたが、
1970年代に閉山になり、美唄市出身の安田氏に白羽の矢が立ち、
市の要請で野外美術館ができたそうです。
そこは明確な順路がある訳ではなく、好きなところから観るようになっており、
私は道路の脇にある小山を登っていきました。

その小山の上に何があるのかわからないまま上がると、
広大な敷地が見渡せました。
このワクワク感が体験できるのはこのルートだけです。
また次の機会にも同じように小山を登ってこようと思えるくらい、
素晴らしい演出でした。

安田氏の丸みを帯びた彫刻は東京ミッドタウンや国際フォーラムなどに設置されているので、
ご存知の方もいらっしゃると思います。
私は知りませんでしたが、札幌駅や洞爺湖畔にもあるとのこと。

安田氏はインタビューでこう言っています。
「いいものとわるいもののちがいはなく、紙一重だ。
それは子どもにもわかる。本物はみんなに愛される。」

かつてこの美術館の場所には小学校がありました。
炭鉱閉山に伴い子供が減り、校舎は小学校ではなく
美術館と幼稚園になりました。

子どもたちが外遊びをして、彫刻に触ったり、よじ登ったりしています。
また彼はこうも語っています。

彫刻家は形をつくる
心をかたちにする
魂を刻む
彼は作品の曲面をつくるのに、何度も手で触り、削り、触っては削っていきます。
まさに心を形にし、魂で刻んでいるのだと納得しました。
今回この場所を教えて頂いた2022-23年度国際ロータリー第2500地区
久木佐知子ガバナーに感謝致します。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の場ともなるよう、
読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介頂けたら幸いです。
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ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区

Article of ポリオプラス通信. 国際ロータリー第2750地区 Rotary International District 2750

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