Polio Eradication News＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ポリオプラス通信 ～ポリオのない世界へ
第43号 2024.1.15
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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ（小児麻痺）
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って
頂きたく、情報発信します。
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皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、元旦から大きな災害・事故が続いています。
特に能登半島地震で被害に遭われた皆さまにおかれ
ましては、未だ被害の全容が見えず、復興の目処も
立たない状況で避難所にいる方たちも多いと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
2011年3月11日の東日本大震災の教訓が活かされて
いるようで、東北地方からのいち早い支援もあると
聞きました。
とは言え、多くの住宅が倒壊し、電気・水道に加え
道路も寸断され、孤立した集落が多数あるとのこと
なので、復興には時間がかかると考えられます。
能登地方には寒波も来ており、二次被害が広がらぬ
よう充分な対策が必要だと思います。
こういう時こそ、ロータリーのネットワークが
活かされます。
私の所属する第2750地区(東京・グアム諸島)でも
早速支援金募集の通知が来ました。
物資も大事ですが、自由に使える資金も必要です。
役立てて頂けるよう被害を受けた第2610地区
（富山・石川）への迅速な送金が重要です。
私は既に公益社団法人Civic Forceという団体に寄付
をしました。能登半島地震のような大規模災害時に
迅速で効果的な支援を行うための組織（Civic Force）
があると友人から聞いたからです。
ポリオ根絶といった長期にわたる支援も大切ですが、
ロータリーが掲げる災害救援基金を通じて迅速な
対応ができるのも強みなのだと思います。
ロータリーのネットワークを活かし、能登半島周辺
の皆さまの1日も早い復興を心より祈念しております。
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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。
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《問題》
ポリオワクチンが開発され、ポリオは激減しました。
アメリカではポリオ症例数は1952年には約58,000件、
1957年に5,500件でした。それでは1965年に症例数は
何件まで減少したでしょうか？
A. 251件
B. 154件
C. 72件
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《答え》
正解はC. 72件です。1955年ジョナス・ソーク博士に
よってポリオワクチンが開発されたことにより、今日
野生型ポリオウィルスが残るのはパキスタンとアフガニ
スタンの2カ国のみとなっています。
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【ポリオ罹患者数】
2023年12月31日現在の野生株のポリオ罹患者状況は
以下の通りです。
パキスタン 6名
アフガニスタン 6名
モザンピーク 0名
合 計 12名
2023年のポリオ罹患者は12名で2022年の30名から
半減しています。２０２４年はゼロもしくは一桁に抑え
て、ポリオ根絶へすべくポリオワクチン接種率を上げ、
継続してサーベイランス（監視）を行うことが重要です。
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【編集後記】
ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
皆さんは、今年どんな年にしたいと考えていますか？
私は毎年この1月に今年を現す言葉を創作しています。
この時に重要なのは昨年を完了するということです。
楽しかったこと、悲しかったこと、笑ったこと、
辛かったこと。
新しく始めたこと、終わらせたこと。
昨年1年を振り返って起きたことを紙に書き出し、
一つ一つ完了していきます。
そうすると、私自身がクリアになって、新しい創作
ができる余地が生まれてくるのです。
今年2024年は「豊かさを体験する年」としました。
豊かさというと、経済的な観点から考えがちですが、
生活の質、人生の過ごし方について豊かさとは
どんなことか私たちは知らないかもしれません。
今、北海道の東川町でこのポリオプラス通信を
書いていますが、雪が積もれば雪かきをし、畑の上
一面に広がる空を見たり、森に住む野鳥やエゾリス
を観察したり。
こういう何気ない日常の体験の中に豊かさがあるの
だと実感しています。
自分の枠を超え、まだ見たこともない可能性に
立って行動した時、全く「新しい時代」を生きて
いるのだ。
そんなことを考えると、今年1年がどんな年になるか
ワクワクしてきます。
皆さんにとって、2024年はどんな年にしたいですか？
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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと
思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介
頂けたら幸いです。
アーカイブはこちらからご覧ください。
ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区
Article of ポリオプラス通信. 国際ロータリー第2750地区 Rotary International District 2750
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発行責任者 柳 邦明
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