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Polio Eradication News==============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ  
第37号 2023.7.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って
頂きたく、情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
ロータリーは7月から新年度を迎えました。
私が所属する2750地区(東京・PBG)のガバナーは
宮崎陽市郎氏になりました。
彼は昨年の世界ポリオデーにちなんで北は北海道から、
南は鹿児島まで自転車で1ヶ月近くかけて縦走された
ので、ご存知の方も多いかと思います。

その際に自分が完走したらポリオ寄付をしてほしいと
募金を募り、1000万円以上のファンドレイジングに
成功しました。
今年の世界ポリオデーイベントでは、日本を横断したい
と新潟から東京まで1日で300km走破すると意気込んで
います。

宮崎ガバナーの掲げた今年度のスローガンは
「行動しなけりゃ意味ないね!!」です。
まさに自ら行動することで、私たちロータリアンに
行動を促しているのを感じます。

ロータリアンとして行動するのは、もちろん自転車で
走ることだけではなく、地域や日本、世界へ奉仕する
ことです。
ともすると、理念や理想が気になり頭でっかちに
なったり、親睦ばかりで自分たちのための行動に
なってないかと常に気を付けることが肝要です。

ロータリーは奉仕と友情が両輪であると、先輩から
教わりました。その時はなるほどと思い行動して
いましたが、今は少し違った見方をしています。

かつてロータリーの創設時は、異業種同士助け合う
相互扶助の組織だったと聞いています。
ある時、公衆トイレを設置したら、市民から喜ばれた
そうです。
これによって親睦、相互扶助だったロータリーに
奉仕という概念が加わりました。

その後、One Profits Most who Serves Best(最もよく
奉仕するもの 最も多く報いられる)というロータリー
の基本理念が確立し、ロータリーは益々盛んになり、
今日120万人にも及ぶ世界組織になりました。

ロータリーとは、奉仕を通じて自らの内的な成長と研鑽
のための団体だとも言えます。
だからこそ、かけがえのない仲間との友情が生まれる
のだと思います。

こうしてロータリーは、1985年ポリオプラス・プログラム
を開始し、現在まで継続して寄付し続けています。
2012年からは、ビルゲイツ財団がロータリーの寄付する
金額の2倍をポリオ根絶資金として寄付しています。

そして、今年ポリオ罹患者は6名にまで減少しました
(7/11現在)。
本当にあと少しです。

ラスト1インチを共に成し遂げていきましょう!

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》
日本で知られているポリオに罹患した有名人は
次のうち誰でしょうか?

A. ジュディ・オング
B. ジャッキー・チェン
C. 坂東玉三郎


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《答え》
正解はC. 坂東玉三郎です。
A.ジュディ・オング、B.ジャッキー・チェンはともに
ポリオ根絶大使として活躍しました。 
なお、坂東玉三郎さんは、ポリオ(小児麻痺)の後遺症
のリハビリにと舞踊を習い舞踊の魅力にとりつかれ、
歌舞伎の世界へと入っていったそうです。

【お詫び】
先月号のクイズの中で、日本における経口ワクチンから
不活化ワクチンへ切り替わった年を2014年と表記しまし
たが、2012年の誤りでした。
謹んで訂正し、お詫び致します。

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【ポリオ罹患者数】
2023年7月11日現在の野生株のポリオ罹患状況は
以下の通りです。

パキスタン    1名
アフガニスタン 5名
モザンピーク  0名
合 計           6名

今月もアフガニスタンの増加傾向が止まりません。
ポリオワクチン接種率を上げ、継続してサーベイランス
(監視)を行うことで、これ以上の罹患者を出さない
ことが大切です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日90歳になる父と韓国へ行ってきました。
2人で旅行するのは何と小学5年生以来のことです。
一体どんな旅行になるかと思いましたが、「私は愛と
調和の場」で在ろうと創作をしたところ、楽しい時間に
なりました。

父は昭和ヒトケタの頑固一徹のような人で、人に意見を
合わせることもなく、我が道を行きます。
これまではそういう父とぶつかることもありましたが、
今回はイライラすることもほとんどありませんでした。

父の言うことに耳を傾けると、彼なりに気を遣い、
懸命に考えていることが分かったからです。
動くのもゆっくりな父ですが、周りの人たちに
ありがとうと感謝を口にする姿を見て、口数の少ない
厳しい父親像から、愛に溢れた優しい父親像に変わり
ました。
これはとても嬉しいサプライズでした。

もし、今回一緒に旅行へ行っていなかったら、子供の
頃に感じた威厳のある厳しい父の一面しか知らずに
いたかもしれません。
今回3日間一緒にいたからこそ、私が知らない父の
一面を垣間見たように思います。
ある人から親孝行できてよかったねと言われましたが、
このように感じられたことがありがたく感謝の気持ちが
湧いてきました。
今回は父がコロナ禍前まで、毎年のように買っていた
朝鮮人参を購入するために一緒に韓国へ行きました。
文字通り朝鮮人参を購入した以外はホテルから一歩も
出ず、ゆっくりと過ごしている父でしたが、また来年も
韓国へ行きたいという父の願いを叶えたいと思っています。

いつまで海外へ行けるのか分かりませんが、今回一緒に
旅行ができたことで、改めて「父を知る」ことができた
のは大きな収穫でした。

「愛と調和の場」の通り、穏やかで静かな旅行となり
ました。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと
思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介
頂けたら幸いです。

アーカイブはこちらからご覧ください。
https://rid2750.org/news/

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com
アドレス変更・解除は
https://www.mag2.com/m/0001692155 

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