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Polio Eradication News=============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第31号 2023.1.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたいと思い、
情報発信します。

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皆さん、明ましておめでとうございます。
年末年始はどのようにお過ごしでしたか?

久しぶりに移動制限のないお正月でしたが、コロナ感染者数増加の第8波が訪れ、
コロナ禍が終わる気配は見られません。
中国ではゼロコロナ政策から緩和政策に180度転換しました。今年こそ終息してもらいたいです
が、予断を許さない状況が続きます。

さて、昨年12月18日にインドポリオワクチン投与活動を
している「チームポリオジャパン」の皆さんを中心に勉強会が開催されました。
私自身は当日参加が叶いませんでしたが、後から映像を見てとてもいい勉強会だったので、
皆様にお伝えしたいと思います。

講師は第2830地区(青森)のパストガバナーである関場慶博先生と第2690地区(岡山・島根・鳥取)の
パストガバナーである松本祐二先生のお2人でした。

関場先生からは「ポリオ根絶計画」というテーマでの講演でした。
ポリオの現状と根絶計画について話して頂いた中で、最後に仰っていたのは、
これまでのような経口生ワクチン(口から弱毒性のワクチンを投与する)
を続けていっても根絶の終わりが見えない。

新たに開発されている毒性の低い生ワクチンや貼型のワクチンなどの開発や、
接種率を上げ、グローバル化による拡散に対応していく必要があると。

そして、日本において現在の4回接種では7~10歳以降にポリオ免疫力が低下し、
感染リスクが高まるため、5回目接種をしていくことが大切だと仰っていました。

また、松本先生は「ポリオと国際ロータリーの関わり」
と題して講演され、これまでのロータリーの取り組みを中心に、
最新情報を話して頂きました。

その中で印象的だったのは、ポリオがなぜなくならないのかと言うある医師の話でした。
ポリオがなくならないのは、平和にならないからだとその医師は言ったそうです。

ポリオは糞口感染のため、きれいな水と清潔な環境、
そして平和になればワクチンワーカーが世界の隅々まで行けるようになると言います。

ロータリーが取り組む重点分野でもある平和構築や
疾病予防、水と衛生など関わっており、結局重点分野に取り組むことによって、
ポリオ根絶活動につながるのだと改めて気づきがありました。

この勉強会がポリオ根絶に関心のある多くの人たちが
参加できるよう、オンラインで参加できるようになれば
さらに広がると感じました。

この波が伝播して、ポリオプラス寄付へと繋がってほしいと思います。
WHO、UNICEF、CDC(アメリカ疾病対策センター)にはそれぞれ役割があり、
国際ロータリーの役割は、資金調達や広報・アドボカシー活動にあります。

私たちの役割を通じて、ポリオ根絶を果たしていきましょう。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》
GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)の中で、ワクチン投与の
マネジメントをしているのは次のうちどの機関でしょうか?

A.WHO (世界保健機関)  
B. CDC(アメリカ疾病対策センター)
C. UNICEF(国際児童基金)

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《答え》
正解はC.UNICWFです。
WHOは基本計画を立て、CDCは病気に対する評価をしています。

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【ポリオ罹患者数】
2022年12月31日現在の野生株のポリオ罹患状況は
以下の通りです。

パキスタン   20名
アフガニスタン 2名
モザンピーク  8名
合 計   30名

昨年のポリオ罹患者数は30名となりました。
直近2ヶ月ほど発症者が出ていません。
今後モザンビーク、パキスタンで罹患者が出ないよう、
ワクチン接種率を上げることが大切です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
さて、今本を執筆しています。
きっかけは昨年12月に北海道旭川空港から車で15分ほどの東川町へ行ったことでした。

一面真っ白の雪景色の中、気温はー8度まで下がります。
しかし、思ったほど寒くなく、部屋はむしろ暑いくらい気密性がよく、快適でした。

元々旭川空港から交通の便がいいことと、町が移住に力を入れていることもあり、
30・40代の人たちが集まって、街の人口も7000人から昨年末で8600人まで増えたそうです。
恐らく数年後には1万人を超えていくのではないでしょうか。

この東川町に移住(2地域居住)したいと思い、冬の東川町を見に行ったのですが、
新たな人や土地との出会いがありました。

今私は東京で都市開発の準備組合理事をしています。
その中で一昨年自分の思い描くビル開発のプレゼンを作成したのですが、
それを書籍化して、私の思いを知ってもらおうと考えたのです。

プレゼンを作成したきっかけは東京の繁華街に森をつくり、
同時にエネルギーが循環する世界を表現したいと思ったことでした。

今回訪れた大雪山の麓にある東川町でも、森をつくり、
循環する社会を表現したいとの思いが重なりました。

なぜ森をつくりたいと思ったのか。循環する社会とは何かを本にしたいと思います。

コロナ禍を経て、新しい不動産ビジネスが起きるのではないかと密かに思っています。
その辺りも書いてみようと思います。

器以上のものはつくれません。
その自分自身の器を大きくして、更なる成長の機会にしたいと思います。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報
共有の場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介頂けたら幸いです。

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