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2021/06/15発行メールマガジン

Polio Eradication News===============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第12号 2021.6.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会・
ポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って
頂きたいと思い、情報発信します。

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皆さんこんにちは!

去る6月12日に同じ地区のローターアクト研修協議会・
年次報告会で講演をしました。

ローターアクトとは、18歳から30歳までの青年男女の
ための、ロータリークラブが提唱する奉仕クラブです。
ロータリアンであれば、ポリオ根絶はよく耳にする
言葉ですが、ローターアクトたちはほとんど聞いた
ことがなかったようです。

そんな彼らに何を伝えられるか。
正直悩みました。
ポリオの説明だけをするのはやめようと決めました。
そういう話に20代の若者たちは興味がないだろう
と考えたからです。

どんな話だったら、記憶に残るだろうか。
ポリオ根絶を通じて、「ロータリーとは何か」
が伝わる内容にしよう。
そして、自分の人生は自分がハンドルを握っていると
それぞれが気づくような内容にしようと閃きました。

実際の講演が彼らにどのように伝わったのかは
分かりませんが、少なくとも聞いている彼らの目は
真剣でした。
今回参加してくれたローターアクトたちが、自分の
クラブへ戻って、ポリオ根絶のこと、奉仕を通じて
無限の可能性があること、世界ポリオデーへ
みんなで参加しようと報告をしてくれたら講演した
甲斐があります。

10月24日に開催される世界ポリオデーに一般の子供たち、
ポリオの会の皆さん、ローターアクトやロータリーの家族
などみんなで手を取り合って、一緒に丸の内をウォーク・
ラリーできたら楽しいだろうなと今からワクワクしています。

多様性という言葉は、誰にでもオープンで楽しくしている
ところに生まれる言葉なのではないかと思っています。
世代を超えて、みんなでワイワイ楽しく活動していく
ことが、やがて地域や社会へ広がり、引いては世界への
奉仕となっていくのではないでしょうか。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》

1949年に日本でポリオの集団感染が発生した際、治療法
を求めGHQと掛け合った花田ミキさんは何処の看護師
として従事していたでしょうか。

A.  青森県八戸市
B.  秋田県秋田市
C.  宮城県仙台市










《答え》
正解はA.青森県八戸市です。当時はまだワクチンが開発
されておらず、ケニー療法を実践することでパンデミック
を防ぎました。GHQへアポなしで飛び込んで得た資料
によって、たくさんの子供たちの命が救われました。

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【ポリオ罹患者数】
2021年6月8日現在
野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。
パキスタン   1名
アフガニスタン 1名
合 計             2名

前年同時期では合計61名でした。
今年もまもなく半年経ちます。
このまま2名で推移していくことを心から願っています。

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【編集後記】

無事12号を発行することができ、今年度も間もなく
終了です。1年間ポリオプラス通信を読んで頂き
ありがとうございました。
次年度も新たな気持ちで発行したいと思いますので、
引き続きよろしくお願いします。

さて、先日「日本のロータリー100周年を祝う会」が
開催されました。
昨年開催されるはずだったのですが、コロナ禍のため
延期になり、そして先日の祝賀会はオンライン開催に
なりました。

オンライン配信になったことで、全国から大勢の方が
参加することができました。
さて、その祝賀会の中で100周年を祝う会実行委員長の
千玄室大宗匠の基調講演が素晴らしかったのでご紹介します。「ロータリーの活動をしていて、一番分かりにくいと
感じたのは”職業奉仕”です。働くことがなぜ奉仕に
つながるのか。」大宗匠はこのように述べます。

「Vocational Serviceすなわち天から与えられた職業を
代表してロータリーメンバーになっている。
自分の職業を見直し、その職業を通じて他の人たちに
手を差し伸べることができるか。
(中略)

Service(奉仕)という言葉は難しい。日本人にとって
Serviceは受けるもの、してもらうものだと感じている。
その本質は、神から与えられた一つの恩恵、その恩恵に
対してお返しをすることである。」

この言葉を聞いてハッとしました。
私は自分の仕事を通して、スタッフたちやお客様、また
その地域の人たちに神から与えられた恩恵をどうお返し
するのかという視点を持って、経営して来なかったからです。

初めて『奉仕する』のではなく、『奉仕させて頂く』
という言葉が出てきました。
大宗匠は最後にこのように仰いました。

「ロータリーから奉仕を取ったら未来はありません。
奉仕というその言葉の意義哲学をもう一度語り合い、理解
し合ったら、このロータリーの大河は恙なくその大きな
目的へ流れていくでしょう。

善意(good way)という波が大きく地域社会に
打ち寄せていくのだと思います。
私たちは善意の心を持って、自分の手で人様のために
何ができるか。
それを考えることが未来への一歩になるのでは
ないでしょうか。
次の100年に向かって私たちのレガシーを
残していきましょう。」大宗匠は一度も原稿を読むことはなく、大きな目を
見開きながら、私たちに語りかけてくれました。

次のレガシーを創るのは、私たち、そして次世代の
若者たちです。
そのようなロータリーメンバーを現すのは私たちの使命
でもあると感動の中で身が引き締まる思いがしました。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと
思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介
ください。

アーカイブはこちらからご覧ください。
https://rid2750.org/news/

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者  邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com
アドレス変更・解除は
https://www.mag2.com/m/0001692155

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