ポリオ根絶に向けた最新情報をお届けしますので、
そちらを例会等周りの方たちに情報共有して頂ければと思います。
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Polio Eradication News==============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第32号 2023.2.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたいと思い、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
寒さもピークを過ぎ、だんだんと春の足音が近づきつつあるこの頃ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、先日第2750地区(東京・グアム諸島)の第2回ロータリー財団セミナー
を開催しました。
日頃の財団の活動を地区に所属するクラブメンバーに
知ってもらう目的で今回は今年度の中間報告と、
ロータリー財団地域コーディネーター補佐である
元地区ロータリー財団委員長の高橋茂樹氏から基調講演がありました。

18年も財団に関わり委員長までされた方で、財団に寄せる思いを
シンプルに語って頂きました。
その中で、イアン・ライズリーロータリー元RI会長の言葉を引用されました。

「ロータリー財団は、多くの点で目に見えない存在ですが、
ロータリーの奉仕の土台です。(中略)
財団のおかげでロータリアンは大きな望みを持ち、その実現のために努力すれば
不可能なことはほとんどない、と確信できるのです。」

私たちの体に例えれば、日々の例会や奉仕活動は体で、
寄付は補助金という形で循環する血液に当たります。
どちらも大切なもので表裏一体です。
寄付によって、私たちの可能性が広がり、
ロータリーの未来が創られるのだと腑に落ちました。

このポリオプラス通信を読んでいるロータリー
メンバー以外の皆さんにもぜひロータリーの可能性となり、
パートナーとして奉仕活動を一緒にできたらと思います。

寄付と奉仕事業が循環するロータリー活動を通じて、
ポリオ根絶や平和の構築を目指すロータリーを誇らしく思いました。

翻ってポリオ根絶に目を向けると、毎年5000万ドルを寄付することよって、
ビル&メリンダ・ゲイツ財団が2倍の1億ドルの寄付を3年間に渡り行っています。
3年間で4億5000万ドルに上るポリオ寄付がワクチン投与活動に使用されています。
しかし、まだ根絶には至っていません。

現在進行中のポリオ根絶戦略計画2022-26に従って、
2026年にポリオ根絶宣言をされる未来に力付けられながら、
「今」を行動していきましょう。

ポリオ根絶までラスト1インチまできています。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》
ポリオワクチン接種は、経口ワクチンと不活化ワクチン(注射)の2種類あります。
日本が経口ワクチンから不活化ワクチンに切り替えたのは何年でしょうか?

A.2012年
B.2015年
C.2019年










《答え》
正解はA.2012年です。先進国の中で切り替えが遅く、
もっと早く切り替えていれば、ワクチン由来でポリオにかかった子どもたちを
減らせたとポリオの会の丸橋さんは話しています。
B.2015年は野生型ポリオ2型を、C.2019年は野生型ポリオ3型を根絶した年です。
残る野生株は1型のみになっています。

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【ポリオ罹患者数】
2023年2月7日現在の野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。

パキスタン   0名
アフガニスタン 0名
モザンピーク  0名
合 計   0名

 

直近3ヶ月ほど発症者が出ていません。
今後パキスタン、アフガニスタン、モザンビークで罹患者が出ないよう、
サーベイランス(監視)とワクチン接種率を上げることが重要です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
今インドで編集後記を書いています。
東京は雪が降ったとのことですが、私がいるデリー近郊のグルがオンでは、
日中は汗ばむほど暖かく、一足早い春を体験しています。
今回は次のステージを創作するために訪れました。

先日パタゴニア創業者のイボン・シュイナードさんのインタビュー記事を読みました。
パタゴニアの株98%を環境保護団体に寄付したそうです。
そして会社の目標を「地球を救うためにビジネスを営む」
に変更したとありました。
ガーンと雷に打たれたくらい衝撃を受けました。

地球を救う仕事をしたい。
そのような思いが私の中にふつふつと出て来ました。
「地球を救うこと」とは何か。
今インドで模索しています。

先月宣言した本の執筆活動も継続しています。
それほど遠くない未来に、発行出来るのではないかと思っています。
歯車が動き出しました。
この流れに乗って、ポリオ根絶活動へも邁進していきます。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の場ともなるよう、
読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介頂けたら幸いです。
アーカイブはこちらからご覧ください。

ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区

Article of ポリオプラス通信. 国際ロータリー第2750地区 Rotary International District 2750

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