ポリオ根絶に向けた最新情報をお届けしますので、そちらを例会等周りの方たちに情報共有して頂ければと思います。
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2022/09/15発行メールマガジン
Polio Eradication News==============
ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第27号 2022.9.15
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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたいと思い、情報発信します。
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皆さん、こんにちは。
先日、国際ロータリー第2580地区(東京・沖縄)地区大会に出席させて頂きました。
嶋村ガバナーが開催された地区大会でしたが、
その基調講演にマラソンランナーの道下美里さんが登壇されました。
東京パラリンピック女子マラソンで金メダルを受賞した選手ですから、
ご存知の方も多いと思います。
光の識別はできますが、会場の方たちの顔は見えないと
仰っていましたが、補助の方に助けられながらスライドを使用して、
1時間素晴らしい講演をして頂きました。
何が素晴らしかったかと言うと、まず声です。
透き通ったよく通る声で、終始ニコニコ笑顔で話す姿に、こちらまで笑顔になります。
なぜそんなにポジティブでいられるのかとよく聞かれるそうですが、
彼女がマラソンする時は、伴奏者の方がいないと走れない。
この伴奏者の方が自分の時間を使ってボランティアをしてくれるから、
結果を出してみんなに報いたい。
家族のような仲間がいるから頑張れる、と話していました。
自分のためではなく、みんなのために走っていると、さらりと言う道下さんは、
体は小さいはずなのに大きく見えました。
道下さんが心がけているのは、『批判よりも提案』『思想よりも行動』だと言います。
こういう方だからこそ、周りを気遣い、考えるよりも
行動が先に来て、欲しい未来を手に入れるのだと感じました。
伴奏者との関係について、3つ気をつけているとのこと。
先入観を持たない、自分のこととして考える、そして対等な関係だと言います。
この挙げた3つを見ると、私とインドにいる大森シェフとの関係を言っているように感じました。
少し補足しますと、私は2011年からインドのデリー近郊のグルガオンで
パンの製造・販売をする「Iroha」を経営しています。
店長である大森シェフとの関係は
まさに道下さんと伴奏者との関係に似通っていました。
上司と部下の関係ですが、大森シェフは私より7つ年長です。
彼はパンの製造や人生経験も私よりもずっと長いので、
彼の言うことに耳を傾けています。
彼は自ら経営していなくとも、経営者の視点を持ってIrohaに関わり、
自分のこととして、お客様にも接しています。
こういう関係を最初から作れていたわけではありませんが、
共にいい時も悪い時も一緒に考え、乗り越えてきた同志だからこそ、
分かり合える関係ができました。
おそらく道下さんもそうだったのではないでしょうか。
最後に『自分を信じて 仲間を信じて 可能性を信じて、夢をあきらめなければ、
必ず実現します』と仰る道下さんの声には迫力とパワーがあり私自身も、
ああ大丈夫なんだと根拠のない自信が芽生えました。
ポリオ根絶に目を向けると、まさに今ポリオ罹患者が増えています。
これまでのコロナ禍で人流がなかったせいか昨年は激減していましたが、
今年度は既に23名の罹患者が確認されています。
また昨年1名だったパキスタンで今年は20名近くの罹患者が現れています。
ここで手を緩めると、元も子もありません。
自分を信じて、仲間を信じて、可能性を信じてみんなでポリオ根絶まで
ラスト・ワン・インチを埋めていきましょう!
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【10/24世界ポリオデー2022のお知らせ】
ポリオ根絶キャンペーンとして、10月24日(月)
「世界ポリオデー」にポリオサバイバーの実話を描いた
『ブレス しあわせの呼吸』&トークショーを開催。
当地区では、10月24日(月) 銀座ブロッサムホールにて
「世界ポリオデー2022」映画上映会&トークショーを開催することになりました。
ポリオという感染症は古くはエジプトの壁画に描かれて
おり、有史以来世界各地で猛威を奮ってきました。
日本でも、1950年代から60年代にかけて大流行したので、
ご記憶のある方も多いのではないかと思います。
ロータリークラブでは、1985年からポリオプラス・プログラムとして、
ポリオ根絶活動に力を注いできました。
35万人にのぼる罹患者が現在20名ほどまでに来ました。
99.99%まで来ましたが、まだ根絶に至っていません。
そこで、ポリオワクチンを発明したジョナス・ソーク
博士の誕生日を「世界ポリオデー」と称して、世界中のロータリーアンが
様々なイベントを開催してきました。
第2750地区(東京・グアム等)では、「世界ポリオデー2022」
映画上映会&トークショーを開催させて頂きます。
詳細はHP(https://worldpolioday2022.rid2750.org)か
fbページ(https://www.facebook.com/worldpolioday.ri2750)
をご覧ください。
■日時
2022年10月24日(月)14:00開場
■場所
銀座ブロッサム大ホール
東京都中央区銀座2-15-6
https://ginza-blossom.jp
■費用
一般 無料
ロータリアン 2,000円(事前申込制)
■内容
●タイムライン
開 場 14:00
映画上映 14:30-16:40
トークショー 17:00-17:45
映画上映 18:00-20:10
●上映会について
ポリオサバイバーの実話を描いた『ブレス しあわせの呼吸』は
昼と夜の2回上映します。
昼の部は一般の方、中・高校生も参加できるように。
夜の部はロータリアン、一般の社会人が参加できるようにと考えました。
●トークショーについて
現在、青森のポリオ感染拡大防止に大きな貢献をした花田ミキ氏を題材とした
映画『じょっぱり』を撮影準備中の五十嵐匠監督をお呼びして、
映画監督の目線からポリオ根絶の話をお聞きします。
また、服部陽子第2地域公共イメージコーディネーター、
富澤為一第2750地区ガバナーと共に、ポリオ根絶への想いを語って頂きます。
皆さま、どうぞご参加頂ください。
当地区メンバーはクラブ毎に申し込みを、他地区や一般の方は
以下の申込フォームから申込みをお願いします。
当日皆さんにお会いすることを楽しみにしています。
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【ポリオ罹患者数】
2022年9月6日現在。野生株のポリオ罹患状況は
以下の通りです。
パキスタン 17名
アフガニスタン 1名
モザンピーク 5名
合 計 23名
ここ数ヶ月パキスタンのポリオ罹患者が増えています。
さらに洪水の被害が心配です。
ポリオに留まらず、感染症対策が急務になっています。
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【編集後記】
ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
コロナ禍が一向に収まる気配がありません。
コロナウィルスが最初に見つかってからほぼ3年が経とうとしています。
重症化リスクは減ったと言いますが、いずれインフルエンザのように、
人類と共生していくようになると専門家は言います。
一方ポリオはどうでしょうか?
こちらは人にしか感染しないウィルスですので、根絶が可能だと言われています。
昨年は2年前の140名から6名まで激減しましたが、
今年は23名まで増加してさらに増えそうな気配です。
第2850地区 地区大会で特別講演された関場先生
(2001年から20年以上に亘りインドのポリオ根絶活動に貢献した小児科医で、
青森のパストガバナーです)は言います。
『なぜロータリーはポリオ根絶活動を続けるのか?
それは、ポリオに感染したため、生まれてから歩くこともできない子どもたちを
これ以上出さないため。
世界中の子どもたちの笑顔のために、私たちはポリオ根絶を約束したのです。
Ever last child 最後1人の子どもまでワクチンを届け、
ポリオのない世界を実現しましょう!』
そう仰る関場先生の在り方は強く私たちに語りかけていました。
『ポリオのない世界を想像してみてください。
多くの子どもたちがポリオの恐怖から解放され、
笑顔でいる姿が浮かびます。
それを実現するのは、ロータリーの責務です。
私たちがこれまで行ってきたポリオ根絶活動に対して、
誇りを持って、自信を持って実現していきましょう!』
と仰る言葉に、「自分に信を持って活動していこう」と、
鼓舞され勇気づけられたのは私だけではありません。
地区大会のスローガンは「ロータリーに夢を」でした。
まさにその「夢」を実現すべく、
一緒に活動していきましょう!
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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の場ともなるよう、
読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介ください。
アーカイブはこちらからご覧ください。
ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区
Article of ポリオプラス通信. 国際ロータリー第2750地区 Rotary International District 2750
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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
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