ポリオ根絶に向けた最新情報をお届けしますので、そちらを例会等周りの方たちに情報共有して頂ければと思います。
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Polio Eradication News＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ポリオプラス通信 ～ポリオのない世界へ
第36号 2023.6.15
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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ（小児麻痺）根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、情報発信します。
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皆さん、こんにちは。
東京は梅雨入りして、雨の日が続き鬱陶しい日々が続いていますが、
皆さまいかがお過ごしですか？
さて、5月28日にインドでポリオワクチン投与活動（NID）に参加しました。
例年だと1月2月にあるのですが、今年のワクチン投与活動は5月になり、
数年ぶりに参加した外国人は私だけでした。
ニューデリーにある病院からポリオワクチンが何十というブースに配布され、
5歳未満の子どもたちにワクチンが投与されます。
その中の一つのブースへ行った時のことです。
そこには3人の女性看護師と1人の男性がいました。
最初彼女らは私のことを物珍しそうに見ていたのですが、
男性が何か飲むかと言って来ました。
あまり綺麗とは言えないブースだったので、同行してくれたロケシュさんが
気を遣っていらないと言ってくれたのですが、
私はチャイが飲みたいと彼に告げました。
その後彼が持って来てくれたチャイを美味しく頂くと、
急に彼女たちの態度が変わりました。
嬉しそうにヒンディー語で話しかけて来たのです。
その中の老齢の女性がとにかく楽しそうで、3人の女性の中で輝いていました。
何を話しているか分かりませんが、オープンで楽しそうに
笑っている様子を見るだけで、こちらまで楽しくなってきます。
一緒になってニコニコしていると、益々楽しそうにしています。
彼女を見ていると、何も構える必要はない。
ハートを開いていれば大丈夫。
このままの自分でいいのだと静かなパワーが伝わって来ました。
ポリオワクチン投与活動を通じて、
改めてワクチン接種率を上げることの重要性を感じています。
6月に入り、アフガニスタンのポリオ罹患者が微増して
世界全体で5名になりました。本当にあともう少しですが、中々０になりません。
根絶することがいかに難しいかと実感しますが、
あのインドで2014年にポリオ根絶宣言が成されたのですから、
パキスタン、アフガニスタンで根絶できないはずはありません。
私たちが先頭に立って、最後の一押しをやって行きましょう！
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【ポリオ・プラス・ソサエティ: The Polio Plus Society
（PPS）をご存知ですか？】
このプログラムは、毎年100ドルをロータリー財団の
「ポリオプラス基金」へ寄付することをお約束頂いた会員、
かつ登録して頂いた会員に登録証とソサエティメンバーの
ピンバッチをお渡しするものです。
ポール・ハリス・ソサエティ（PHS）同様、既に多くの国々の
ロータリー会員が参加しています。
第2750地区の皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
なお、このご寄付はロータリー財団の寄付実績に反映され、
ポール・ハリス・フェロー認証の対象となり、
クラブ実績にも反映されます。
また、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団より2倍の上乗せがあります。
次年度の地区ポリオ・プラス・ソサエティ・コーディネーターを仰せつかりましたので、
詳細が決まりましたら、メールマガジンでお伝えしたいと思います。
他地区の皆さまにおかれましては、それぞれの地区で募集をしますので、
ガバナー事務所等へお尋ねください。
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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。
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《問題》
日本の野生株ポリオが根絶されたことをWHOに提示したのは
何年のことでしょうか？
A. 1981年
B. 2000年
C. 2014年
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《答え》
正解はB. 2000年です。
A.1981年以降日本における野生株ポリオ発症者はなく、
C.2012年はポリオワクチンが経口ワクチンから不活化ワクチンへ
切り替わった年になります。
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【ポリオ罹患者数】
2023年6月6日現在の野生株のポリオ罹患状況は
以下の通りです。
パキスタン 1名
アフガニスタン 4名
モザンピーク 0名
合 計 5名
ここ数ヶ月の間、毎月のようにアフガニスタンから
ポリオ罹患者が出ています。
ポリオ根絶にはワクチン接種が欠かせません。
引き続きサーベイランス（監視）とワクチン投与活動を継続し、
これ以上の罹患者を出さないことが大切です。
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【編集後記】
ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
今号で「ポリオプラス通信～ポリオのない世界へ」は36号になります。
3年間あっという間に過ぎました。
途中挫折しそうになったこともありましたが、
こうして続けることができたのは今読んでくださっている読者の
皆さんのおかげです。
たまにご意見・ご感想を頂いたり、直接SNSでメッセージ
を頂いたりすることがどんなに励みになったことか。
また、ロータリー会員だけでなく、さまざまな人にこのメールマガジンを
読んで頂いています。
読者の皆さんは、必ずしもポリオ根絶に関心を持っているとは限りませんが、
その方たちに、毎月読む甲斐があったと思えるようなものを発行しようと
月が変わると気合が入ります。
そうやってここまでやって来ました。
当初は3年を一区切りにしようと考えていましたが、
アフガニスタン、パキスタンではまだポリオ罹患者が出ていますし、
私の中にもまだ書きたいという気持ちがあり、
もう少し継続して行きたいと思います。
このメールマガジンを発行しているうちに世界でポリオ根絶宣言がなされる日をイメージし、
ポリオ根絶への道を皆さまと共に歩んで行くことを宣言します！
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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の場ともなるよう、
読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介頂けたら幸いです。
アーカイブはこちらからご覧ください。
ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区
Article of ポリオプラス通信. 国際ロータリー第2750地区 Rotary International District 2750
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発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
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