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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って
頂きたく、情報発信します。
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皆さん、こんにちは。
先日私が所属する国際ロータリー第2750地区 地区大会
が開催されました。
毎年開催され、地区の報告や、各委員会報告など内容は
多岐に渡りますが、中でも、スーダンで医療活動を続け
ているNPO法人ロシナンテス代表の川原尚行さんの講演
は素晴らしい内容でした。
実は数年前にロータリーファミリー委員会が主催した
ホームカミングデーで話を聞き、その時にマンスリー
会員になったので、この講演を楽しみにしていました。
前回は2023年のスーダン内戦が起きた直後で、その
緊迫感のある話に引き込まれましたが、ようやく最近
行き来ができるようになったと聞き安心しました。
スーダンと聞いても、アフリカの国の一つだということ
以外にほとんど知りませんでした。
そして、そこに住んでいる人たちは食料や医療など支援
を必要としている。
そこに真摯に向き合って直向きに活動し続ける姿に、
感動せざるを得ません。
川原さんは高校時代にラグビー部に所属していたそうです。
その仲間たちと会うと、川原は本当にバカだよな、そして
俺たちもバカなんだ。みんなでバカらしくやっていこう
と言われた時、ドン・キホーテに出てくるロバのロシ
ナンテを思い出したそうです。
風車を敵だと思い、突撃するドン・キホーテを支えた
ロシナンテに自分達をなぞらえて、ロシナンテスという
名のNPO法人を設立したと聞き、これかもしれないと
膝を叩きました。
独りで世界に変化をもたらすには大変ですが、仲間を
募ってムーブメントを起こせば世界は変わっていく。
「あなたがこの世界で見たいと思う変化に あなた
自身がなりなさい。」これはインド独立に貢献をした
マハトマ・ガンディーの言葉です。
自分自身が変化の源になることで、世界は動いていくと
ガンディーは自らの体験を基に考えたのだと思います。
今、私たちロータリアンが、ポリオ根絶という変化の源
になることで、実現可能なのだと川原さんの講演を聴き、
力づけられました。
ポリオ根絶を対岸の火事にように扱うのではなく、
私たち自らのあるべき世界として扱ったら、アフガ
ニスタン、パキスタンのポリオ根絶は成し遂げられる
と改めて感じました。
そしてこのメールマガジンが、ポリオ根絶の起点に
なっていることを意図して、さらにパワーアップして
書き続けようと思います。
ポリオ根絶まで、あと少しです。
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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。
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《問題》
昨年1月にUNICEFとロータリーのパートナーシップと
多大な資金援助に対して祝福する機会がありました。
これまでロータリーはUNICEFに累計どれほどの寄付
がされたでしょうか。
A. 1億ドル
B. 5億ドル
C. 10億ドル
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《答え》
正解はC. 10億ドルです。ロータリーはUNICEFが1
946年に設立されて以来共に活動してきました。その
協力関係の基に、1988年にポリオ根絶推進イニシアチブ
が結成されました。
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【ポリオ罹患者数】
3月11日付野生株のポリオ罹患者状況は以下の通りです。
アフガニスタン 1名
パキスタン 6名
モザンピーク 0名
合 計 7名
先月の罹患者数1名から7名に大幅に増えました。
パキスタンでの罹患者数が増えていることが気になります。
ワクチン接種率を上げるため、ポリオワーカーの人たちの
今一度の奮起を願わずにいられません。
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【編集後記】
いつもポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
2022年から北海道東川町に部屋を借りてこの場所を拠点
に何か事業ができないかを模索してきました。
いくつか土地を購入する機会もあったのですが、結局
最後まで話がまとまらず、購入できませんでした。
インドでIrohaを始める時には、とんとん拍子に話が
進んだことを経験しているので、なぜうまくいかないのか
と奮闘していました。
それから1年半が経ち、今年から毎月のようにインドに
行っている状況で、東川町に行く機会を作ることができ
ず、一旦この部屋を解約することにしました。
最後に東川町を訪れたとき、この町の空気感や空の広さ、
雲のあり方が素晴らしいと思ったことを思い出しました。
今は離れるけれど、また戻って来たい。
そう思える場所です。
もし、北海道で事業を始めていたら、インドビジネスと
どっちつかずになっていたかもしれない。
そう考えると、無理に事業を進めることをしなくても
良かったと感じます。
物事はなるようになっていくのだと、それに抗い抵抗
しても結局は上手くいかないのだと、天が教えてくれた
ようにも思います。
今回東川町や美瑛町、旭川市に掛け替えのない友人を
得て、再訪する理由ができました。
これからも、北海道とのご縁を保ちつつ、次のステージ
に行きたいと思います。
水とそら 自然とともに 東川
今月も川柳を詠んでみました
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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com