ポリオ根絶に向けた最新情報をお届けしますので、
そちらを例会等周りの方たちに情報共有して頂ければと思います。
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Polio Eradication News==============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第35号 2023.5.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
先月東京愛宕ロータリークラブ創立10周年記念式典を
開催しました。

10周年というハレの機会なので、沢山の方たちに参加してもらいたいと思い、
多方面にお声がけをしたら270名の方たちが出席してくださいました。
とてもありがたいことで、感謝しています。

創立された当時は、スポンサークラブもなく、
ロータリーが何かを誰も分からず、右往左往していました。

ただ、愛宕らしい活動をしよう、その一点を大切に、
起業したい人たちを集めて創業支援塾を開催したり、
知的障がい者のアート展を開催し、その絵の販売を通して
作家さんたちを支援したりと多岐に渡っています。

日々の例会を通して、共に学び、繋がり、成長していく中、
気づけば21名で始まったメンバーは41名に増えていました。

新しく入ったメンバーたちが、嬉しそうに、
楽しそうに活動している姿を見るとこちらも嬉しくなります。
そうして10年の節目を迎えました。

1985年に始まったポリオ・プラスプログラムも、
気がつけば今年28年目を迎えます。
昨年アップデートされたポリオ根絶戦略計画によれば、
2026年にWHOによってポリオ野生株の根絶宣言がなされる予定です。

残念ながら今年3月に、パキスタンで1名のポリオ罹患者が出ました。
しかし、これ以上ポリオ罹患者が出なければ、
2026年に根絶宣言される可能性があります。

開かれた可能性を真摯に受け止め、今やるべきことを着実にやっていく。
一歩一歩しっかりと歩んでいくことがポリオ根絶宣言への
近道なのだと思っています。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》
ポリオの最も感染しやすい子どもは何歳未満でしょうか?

A. 1歳未満
B. 5歳未満
C. 8歳未満










《答え》
正解はB. 5歳未満です。そのため、ワクチンは5歳まで
に投与することが大切です。

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【ポリオ罹患者数】
2023年5月2日現在の野生株のポリオ罹患状況は
以下の通りです。

パキスタン   1名
アフガニスタン 0名
モザンピーク  0名
合 計   1名

3月にパキスタンでポリオ罹患者が1名発症して以来、
新たな罹患者は出ていません。
引き続きサーベイランス(監視)とワクチン投与活動を継続し、
これ以上の罹患者を出さないことが大切です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日、辻堂の浜辺でゴミ拾いをするビーチクリーン活動をしました。

拾おうとしたゴミが飛んでいってしまうくらい風が強い日でしたが、
大きいゴミも結構あって、黙々とゴミを拾っていると、
突然中学生くらいの少年たちがゴミ拾い面白そうと言って、
手伝ってくれました。

ペットボトルを持ってきたり、大小のビニールやタバコの吸い殻など
を拾っては持ってきます。
4名ほどの少年たちのグループで、しばらく一緒にゴミを拾ってくれました。
このことで、どんなに力づけられたか。

その日のビーチクリーンは6名と赤ちゃんで活動していましたが、
ビーチは広いので、ほぼ独りで黙々と拾って40分ほど経ち、
そろそろ疲れたなあと思い始めていたところでした。

周りには人が結構いましたが、BBQや散歩に夢中で
ゴミを一緒に拾ってくれる人はいませんでした。

一緒に活動してくれることを期待していた訳ではなかったのですが、
少年たちがゴミを運んでくれる度に、ありがとう、
ありがとうと声をかけ、こちらも嬉しく元気になりました。

少年たちはひとしきりゴミを拾い、15分もするといなくなりました。
一体どこから来てどこに行ったのだろうと、
あれは現実だったのかと思うくらいに感じましたが、
最後にゴミをゴミ置き場へ持って行く時、少年たちがちょうど自転車で帰るのを目撃し、
今日はありがとうと感謝して手を振ることができました。

このビーチクリーン活動は参加の多少に関わらず、
毎月開催しブレずに活動しています。
このことが、ポリオ根絶活動と重なりました。

誰にも賞賛される訳でもなく、砂漠に水を撒くような活動ですが、
その行動に反応して、一人、二人と一緒に手伝ってくれる人が現れてくる。

それだけで、自分の行動が報われたような気がして嬉しかったし感謝だし、
またやろうという気持ちになれます。
この輪がどんどん広がるイメージを持って、
自分がやると言ったことをやり続ける強さがあれば、
私たちが思い描くことは成就できるのではないでしょうか。

ポリオ根絶もビーチクリーンも、規模は違えど本質は同じなのだと
改めてパワーが湧いてきました。
コツコツとやり続ける胆力を養うことの大切さを少年たちが教えてくれました。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介頂けたら幸いです。
アーカイブはこちらからご覧ください。

ポリオプラス通信 | 国際ロータリー第2750地区

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