ポリオ根絶に向けた最新情報をお届けしますので、そちらを例会等周りの方たちに情報共有して頂ければと思います。
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2022/04/15発行メールマガジン
Polio Eradication News==============
ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第22号 2022.4.15
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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を
知って頂きたいと思い、情報発信します。
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皆さん、こんにちは。
東京は暖かな日が続き、菜の花が鮮やかに咲いて春が
やってきたのを感じます。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、ある雑誌に東京パラリンピック女子マラソン
金メダリストの道下美里さんと、同じくゴールボール女子
銅メダリストの浦田理恵さんの対談が掲載されていました。
道下さんは、レースが始まる前にほぼ勝敗は決まって
いるのだと高橋尚子さんの話を聞いて思ったそうです。
だから気象条件など徹底的に調べて、どんな状況にも対応
できる状態にして当日のスタートラインに立ったのだと言います。
道下さんは、後はレースを楽しむだけだと思って走っていたので、
最後はもう終わっちゃうのっていう感じだったそうです。
一方浦田さんは、「凡事徹底」をやったと言います。
自分が決めたことは毎日やる、仲間に助けてもらったら
「ありがとう」、ミスをしてしまったら「ごめんなさい」を言う。
こういう当たり前のことを当たり前にやり続ければ
特別な何かになれるはずだと思ったと言います。
とにかく疎かになりがちな小さなことを「凡事徹底」で
積み重ねることで大事にしてきたのだと。
2人に共通していることは、「今この瞬間」
過去でも未来でもなく、「今をキャッチする」そのものが
中々難しく、つい「何となく」やっていることがいかに多いか。
自分自身に意識を集中して「今」に生きることができれば、
なりたい自分になることができるのだと感じました。
ポリオ根絶に目を向けると、今年1月にアフガニスタンで
1名発症者が出てから新たな発症者は出ていません。
パキスタンは昨年1月以来発症者が出ていませんので、
このままいけば2024年にはWHOからポリオ根絶宣言が
出されます。
コロナ禍によって、
ラスト1インチを「凡事徹底」の心積りでやっていけば、
必ずポリオ野生株は根絶されます。
皆様のご協力に感謝しています。
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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。
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《問題》
ロータリー財団がポリオに対し、最初に補助金を
授与したのは何年のことでしょうか?
A. 1985年
B. 1979年
C. 1930年
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《答え》
正解はC.1930年です。
ポリオへの補助金は、
ちなみに1979年は国際児童年にフィリピンで
大規模なワクチン投与活動をした年で、
1985年はポリオプラス・プログラムを始めた年です。
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【ポリオ根絶チャリティーゴルフのご報告】
去る4月7日(木)に青梅ゴルフ倶楽部で2年ぶりに
開催されました。
当日は雨も降らず、ゴルフ日和の日になりました。
134名の参加者に出席して頂き、ポリオ根絶へ480,000円
の寄付が集まりました。
ガバナー賞(優勝)は尾形偉幸氏(東京恵比寿RC)でした。
おめでとうございます!
参加した皆様、誠にありがとうございました。
また幹事を引き受けて頂きました東京立川こぶし
ロータリークラブの皆様にも重ねて御礼申し上げます。
来年は東京小金井ロータリークラブが幹事になって頂き、
小金井カントリー倶楽部で開催しますので、
皆様、奮ってご参加ください。
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【ポリオ罹患者数】
2022年4月6日現在
2022年の野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。
パキスタン 0名
アフガニスタン 1名
合 計 1名
今年はアフガニスタンで1名の発症者のみです。
このまま推移していって欲しいと切に祈っています。
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【編集後記】
ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日東京愛宕ロータリークラブに金沢悠人さんが卓話に
来て頂きました。
彼は4年前の高校2年生の時に、ハワイプロジェクト
(福島の視覚障害者の方たちにハワイを体験して
もらうという奉仕活動)に参加してくれました。
高1の時に視野の真ん中が欠損するレーベル病を発症し、
養護学校へ転校した時にはこれから指圧師の勉強をする
のかと嘆いたと言います。
しかし、ハワイに行って現地にいる全盲のケイティさんに、
本当は指圧師ではなく、普通に大学へ行きたいのだと
心の内を吐露したら、彼はこう言ったそうです。
「あなたはあなたが思っている以上のあなたになれるよ」
そしてケイティさんを始め現地にいる全盲の人たちが
生き生きと日々を過ごしている姿に勇気をもらったと言います。
その後ハワイプロジェクトの経験を基にして、
福沢諭吉記念祭・全国高校弁論大会で見事優勝しました!
金沢さんが「見えなくなって、見えたもの」は、
両親や友人たちが日頃何かにつけてサポートして
くれていることへの感謝だったと言います。
現在21歳になった金沢さんは、視覚障害者の心理的サポート
や就業支援が重要と考え、イギリスで行われている
視覚障害者を支援するECLOを日本へ導入する委員会に
自ら手を挙げて参加しているそうです。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で活躍する
金沢さんの現在の姿を見ると、ケイティさんのあの言葉が
真実なのだと強く思わざるを得ません。
「あなたはあなたが思っている以上のあなたになれる」
金沢さんのような若者が益々増えることを意図しながら、
コロナ禍で止まっているハワイプロジェクトの始動する
日が待ち遠しく感じます。
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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと
思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンを
ご紹介ください。
アーカイブはこちらからご覧ください。
https://rid2750.org/news/
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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com
アドレス変更・解除は
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