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2025年7月 1ドル 145円

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米山記念奨学事業 指定校説明会が開催されました

2025年7月23日(水)、2750地区米山記念奨学委員会は、東京・市ヶ谷の私学会館にて「2026学年度 米山記念奨学事業 指定校説明会」を開催しました。今回は、当地区が指定する39の大学から、各校で推薦業務を担う実務担当者39名が参加しました。

冒頭では、米山記念奨学委員会 檜垣慎司委員長(東京愛宕R C)より、「米山奨学事業とはどのような制度か」について紹介がありました。

「米山奨学事業は、全国のロータリアンの寄付に支えられて発展してきた、日本最大級の民間給付型奨学金制度です。学業支援だけでなく、人格形成や国際理解を深めることにも重きを置いており、日本と母国の懸け橋となる人材育成を目指しています。」

この制度の根幹をなすのが、推薦と受け入れを通じて、大学とロータリーが共に奨学生の成長を支える連携構造です。今回の説明会では、太田智選考委員長(東京中央R C)より、推薦から書類選考・面接に至る一連のプロセス、指定校における実務的な対応、制度運用の注意点などについて、丁寧な説明が行われました。

推薦を受けた留学生は、「志望動機書」や「研究計画書」などの書類を提出し、地区委員会による選考を経て、来春4月より米山奨学生としての歩みをスタートします。

採用された奨学生には、毎月の奨学金の給付だけでなく、「世話クラブ」と呼ばれる地区内ロータリークラブへの配属が行われます。そこでは、世話クラブのメンバーとの定期的な交流を通じて、ロータリーの理念に触れ、異文化理解や社会貢献の視点を深めていきます。この交流こそが、米山奨学事業の大きな特色であり、他の奨学金制度にはない「育てる奨学金」としての価値を生み出しています。

本説明会では、参加された大学の担当者の皆様が配布資料を熱心に読み込み、質疑応答を通じて制度理解を深める姿が見られました。米山奨学生の採用は、クラブの皆様のご寄付によって支えられており、その思いを受け止めて推薦に尽力いただく大学関係者の存在は、まさにこの事業の基盤です。

今後も、2750地区として、より多くの方に制度の意義を伝えながら、優秀な留学生との出会いを大切に育んでまいります。

2750地区米山記念奨学委員会 副委員長
東京山の手ロータリークラブ
青栁浩