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2025年10月 1ドル 149円

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ポリオプラス通信 第64号

Polio Eradication News==============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ 
第64号 2025.10.15

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これまで60号を発行しましたが、新年度の7月を迎える
にあたり、内容を少し変えます。
皆さんがポリオ根絶を身近に感じられ、ポリオ根絶を
通して、社会課題に向き合えるように。
誰でも気軽に読める内容を心がけていきます。
ポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
10月24日は世界ポリオデーです。
全国でたくさんの奉仕活動が行われると思います。

私が所属している2750地区では、各クラブでポリオ例会
を開催して、メンバーにポリオ根絶のことを知って
もらう機会にしています。

そのような中、先日東京ビジョンローターアクトクラブ
のポリオ例会で卓話をしました。

ローターアクトクラブ(RAC)は、ロータリークラブが
提唱している青年向け奉仕クラブで、世界180以上の国
や地域に存在し、20万人以上の会員が活動しています。

東京ビジョンRACは、複数のスポンサークラブの支援の
もと、若い世代の視点と革新的なアイデアを活かし、
奉仕と自己成長を目指して活動を始めた新しいクラブです。

そんな彼らに伝えたいことは3つありました。

1.ポリオとはどんな病気なのか。
2.なぜポリオ根絶ができないのか
3.自らが未来のハンドルを握っている

中でも3つ目の自らが未来のハンドルを握っていると
いうことに少し力を入れました。

私がインドで行っている仕事を紹介しながら、状況環境
次第ではなく自分の人生のハンドルは自分で握って
いるのだから、何でも思い立ったらやってみて
欲しいと伝えました。

「あなたが見たいと思う世界に 
    あなた自身がなりなさい」

これはインドの独立を成し遂げた私が好きなガンジーの
言葉です。

待っているだけでは何も起きない。
時には自らが行動を起こすことが大切なのだとガンジー
は言っているように私には感じます。

20~30代の若者たちにどのように伝わったのかは定か
ではありませんが、熱が入った卓話でとても良かった
と言ってもらいそれなりの役目は果たせたように思います。

これから2つのローターアクトクラブで卓話をする予定
ですので、どんな反応があるか楽しみです。

また皆さまご存知の方も多いと思いますが、今月9日に
アフガニスタンのタリバン政権とパキスタン政府との
軍事衝突がありました。

ちょうどこのタイミングで日本からポリオワクチン投与
活動を行うメンバーがパキスタンに行っています。

パキスタンは5月にもインドと軍事衝突がありました。
政治的に不安定になっている可能性があります。
彼らが無事に帰国することを願っています。

今月もパキスタンではポリオ罹患者が増加しています。
ポリオワーカーがワクチン投与活動を安全にできるため
には、政治的安定が欠かせません。

当事国だけでなく、世界全体でパキスタンの政情安定に
介入していくことがポリオ根絶に繋がると考えます。
これ以上ポリオ罹患者が増加しないよう、世界各国が
一致協力してワクチン投与活動をサポートすることが
大切です。

ポリオ根絶まであと少しです。

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【ポリオミニ知識(4)】
ポリオの歴史や、ロータリーとポリオの関係など、ポリオ
にまつわるミニ知識を掲載します。
ポリオに関する発見をお楽しみください。

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今回はビル&メリンダ・ゲイツ財団がポリオ根絶に
果たした役割についてお届けします。
ゲイツ財団は、ポリオ根絶活動における最大の民間資金
提供者です。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は GPEI(世界ポリオ根絶
推進活動)に対して、これまでに総額約50億ドル(約
7,500億円以上)近くの資金を拠出しており、ポリオ
根絶のための活動において中核的な財源となっています。

また、国際ロータリーと長期的なパートナーシップを
結んでおり、ロータリーがポリオ根絶のために募金した
5000万ドルに2倍の額を上乗せ(マッチングファンド)
する取り組みを継続的に行っています。
これにより、世界中のロータリアンの募金を何倍にも
増幅させ、活動資金の確保に大きく貢献しています。

拠出された資金は、主に感染監視(サーベイランス)、
予防接種活動の運営支援、技術支援、そしてワクチン
調達などに充てられています

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【ポリオ罹患者数】
10月7日付野生株のポリオ罹患者状況は以下の通りです。

アフガニスタン   6名
パキスタン   29名
合  計           35名

9月から罹患者がアフガニスタン2名、パキスタン5名
の合計7名増加しています。
昨年同時期と比べると、パキスタンでは42名から
29名と減少しています。
これ以上増えないことを祈るばかりです。

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【編集後記】

いつもポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日初めて家を購入しました。
その家の情報を知ったのは9月のことで、妻と一緒に
内見したら一目惚れしました。

2階建ての木造住宅で、家の中央に薪ストーブがあり、
リビングは2階まで吹き抜けで広く感じます。
独立したキッチン正面には、大きなダイニングテーブル
があり、対話しながら料理ができます。

リビングダイニングは28畳ほどあり広々としていて、
庭は30坪以上あり、家庭菜園もできるスペースがありました。

何より家の周辺が市街化調整区域であるため、現状では
建物がこれ以上建つことはなく、家の周りは雑木林で
人目を気にすることがない点も気に入りました。
敷地は130坪ほどあり、駐車場も2台停められ私たち
には十分なスペースです。

しかし、この家を購入しようと決めた最大の要因は
オーナーの人柄でした。
オーナーは、20年以上日本に住んでいるフランス人で、
日本が大好きとのことでした。

ヨガや瞑想が好きな点、エコライフやスローライフ
といった地球にやさしい住まい方をしていることに、
この人のつくった家なら安心して購入できると確信しました。

雨樋にホースをつけて、水を溜めて畑に撒いたり、
暖炉の灰を畑の肥料にしたり、屋根に太陽光発電が
設置されていたりとまさに北海道でやりたかった住まい
のあり方が茅ヶ崎にありました。

これまで東京を離れて住んだことがありませんが、
どんな生活になるのか。
今からワクワクしています。

癒される 薪ストーブと エコライフ 

今回も川柳を詠んでみました。

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
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