― 交流を通じて育まれる「人と人とのつながり」―
2025年12月7日、アルカディア市ヶ谷 私学会館において、国際ロータリー第2750地区「米山奨学生・ロータリアン 冬の懇親会」が開催されました。当日は、米山奨学生41名、ロータリアン62名、米山学友2名の計105名が参加し、世代や国籍、立場を超えた交流の場となりました。冒頭では、田中靖ガバナー、檜垣慎司米山記念奨学委員会委員長より挨拶が行われ、日頃から寄付により支えられている米山記念奨学事業への感謝とともに、奨学生とロータリアンが直接顔を合わせる機会の意義が改めて共有されました。

続く卓話では、公益社団法人 落語芸術協会所属の紙切り師・林家喜之輔氏による紙切りが披露されました。会場から寄せられた具体的なリクエストを受け、その場で一枚の紙に鋏を入れ、動きのある人物や動物の姿を切り出していく様子は、独特の緊張感を生み、完成した作品が掲げられるたびに大きな拍手が起こりました。
後半は、テーブルごとのグループセッションを実施。「米山奨学生となり、ロータリーと縁ができたことで初めて経験できたこと、良かったこと」をテーマに、奨学生とロータリアンが食事をともにしながら率直な意見交換を行いました。奨学生からは、「来日直後、生活面で親身に支えてもらえたことが大きな安心につながった」「クラブでの卓話や行事を通じて、自分の考えを人前で伝える経験が自信になった」「自国の文化や背景について、真剣に耳を傾けてもらえたことが嬉しかった」といった声が寄せられました。これらの発言から、米山奨学事業が奨学金の給付にとどまらず、人としての成長や相互理解を育む事業であることが、改めて共有されました。

米山記念奨学事業は、奨学金の給付にとどまらず、奨学生とロータリアンが継続的に交流し、相互理解を深めていくことを大きな柱としています。冬の懇親会は、その理念を具体的な形で実感できる行事の一つであり、寄付によって支えられている事業が「人と人との関係」として結実している場でもあります。奨学生の言葉に直接耳を傾け、ともに時間を過ごすことは、ロータリアン一人ひとりにとって米山事業をより身近なものとして捉える機会となります。
本懇親会を通じて築かれた対話とつながりが、今後の奨学生の成長、そして米山記念奨学事業のさらなる発展につながっていくことが期待されます。
米山記念奨学委員会 副委員長 青栁 浩
所属 東京山の手ロータリークラブ
