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第2回米山記念奨学セミナーを開催しました

2026年1月27日(火)、国立オリンピック記念青少年センターにおいて「第2回米山記念奨学セミナー」を開催いたしました。各クラブの米山委員長を中心に多くの会員が参加し、クラブでの実践経験を持ち寄り、次の行動につなげることを目的として実施されたものです。

檜垣慎司米山記念奨学委員長より開会挨拶の後、当日ご出席が叶わなかった田中靖ガバナーからは、日頃の米山奨学事業への尽力に対する感謝と、本セミナーが各クラブの活動推進の一助となることを期待するメッセージが寄せられました。

前半では、寄付状況およびガバナー表彰についての説明が行われました。普通寄付と特別寄付の役割、米山奨学事業が寄付金によってのみ成り立つ事業であることが改めて共有されました。今年度の地区重点目標を見据えた取り組み、金額の多寡に関わらず特別寄付者割合90%という目標と意義については、全員参加で奨学生を育てていく姿勢と事業の安定的な継続を支える基盤として語られました。

本セミナーの中心となったのは、後半に行われたグループディスカッションです。参加者はA〜Fの6グループに分かれ、「クラブ米山委員長としての取り組み」をテーマに、①米山奨学事業理解促進の工夫、②寄付増進のための具体的なアイディア、③奨学生・学友との交流や関わり、④委員長としての悩み・苦労・気づき・喜びについて、と率直かつ活発な意見交換を行われた後、各グループによる発表が行われました。

ディスカッションでは、「奨学生を例会や親睦行事に招き、直接言葉を交わすことが、寄付が人への投資として実感するきっかけになる」という意見が多く聞かれました。また、「奨学生を特別な存在として扱うのではなく、クラブの一員として自然に迎え入れる」ことで、継続的な関係が築かれ、学友となった後も交流が続いている事例が紹介されました。奨学期間終了後、日本で起業・就業する人、母国に戻り日本との架け橋として活躍する人など、「奨学生のその後の姿」を具体的に伝えることが、寄付の意義を最も説得力ある形で示すことにつながる、という共通認識も示されました。

一方で、「寄付目標をどのように設定すべきか」、「会員間の温度差をどう埋めるか」、「学友との関係をどう継続するか」といった、委員長としての悩みや葛藤も率直に語られました。こうした課題が多くのクラブに共通していることが確認され、「一人で抱え込まず、地区の仲間とも共有し、語り学び合うことの大切さ」を実感する場となりました。

全体発表後には、グループセッションにご参加いただいた、次年度以降の地区を牽引するリーダー三氏より、本日の議論を総括する講評をいただきました。

山田和之 ガバナー・ノミニー・ディジグネート

「寄付を集めることの難しさは、私自身も日々実感しています。だからこそ、『なぜ寄付が必要なのか』を会員に分かりやすく伝える努力が欠かせません。日本で起業したり、自国で活躍したりする奨学生の姿を具体的に伝えることで、『私たちの寄付が確かに誰かの人生を輝かせている』という説得力のあるメッセージを発信していきましょう」

石川和子 ガバナー・ノミニー

「各グループでの熱意あふれる議論に、深く感動しました。私のクラブでも、奨学生は日常の一部として溶け込んでいます。先日、かつての奨学生が日本で弁護士になったという報告を受けましたが、それこそが米山事業の真の価値です。この喜びを、ぜひ皆様のクラブにも持ち帰ってください」

武藤英正 ガバナーエレクト

本日は各グループにおいて、クラブ米山委員長の皆様による大変活発な意見交換が行われ、素晴らしいセミナーとなりました。皆様の熱意を直接肌で感じることができ、心より頼もしく思っております。自クラブでは、米山奨学生や学友が高校生と交流する『クロスカルチャースクール』を実施しています。奨学生や学友が地域社会や次世代と触れ合うことは、大きな可能性を秘めています。例えば、インターアクトクラブの高校生たちと米山奨学生が直接語り合うような場では、日本の学生にとって大きな刺激となっています。そして学生たちが家庭に戻り、「ロータリークラブがこのような形で人を支えている」という話を共有してくれる。こうした草の根の交流を通じて、ロータリーの精神が地域に根ざし、多様な事業へと発展していく広がりを私は確信しております。

本セミナーで得られた多くの気づきや事例が、各クラブに持ち帰られ、米山奨学事業のさらなる理解促進と発展につながることを期待しております。

米山記念奨学委員会 副委員長 青栁 浩 

所属 東京山の手ロータリークラブ