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【ポリオプラス通信】 ~ポリオのない世界へ第71号 2026.5.15

Polio Eradication News===============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第71号 2026.5.15

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これまで60号を発行しましたが、新年度の7月を迎えるに
あたり、内容を少し変えます。
皆さんがポリオ根絶を身近に感じられ、ポリオ根絶を
通して、社会課題に向き合えるように。
誰でも気軽に読める内容を心がけていきます。
ポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
先日当地区2750地区のポリオプラス委員会副委員長の
圓井順子さんがパキスタンのレポートを送ってくれました。

既に6回もパキスタンでポリオワクチン投与活動をして
いる圓井さんは、パキスタンのワクチン投与活動の
スペシャリストと言っても過言ではありません。

その彼女の綴る言葉に現地での活動を体験した者に
しか分からない切実な思いがありました。

今回のパキスタンでの投与活動は4月中旬でちょうど
バンス副大統領がイラン戦争の交渉に来るかどうかという
微妙な時期で、厳戒態勢が敷かれ商店なども閉鎖されて
いたとのことでした。

ポリオワクチン投与活動も制限されていたとのことで、
大変だったことは想像に難くありません。
国境近くでは、ワクチン投与活動を続けるワーカーたち
がスパイ活動をしているとのデマで、昨年だけでも20名
以上殺害されたそうです。

ワーカーの人たちも命懸けで取り組んでいます。
彼らの思いを成し遂げられるよう、ラストワンマイルを
埋める必要があります。

圓井さんはこんなことを述べています。
「ある道端で、子どもの頃ポリオにかかったと思われる
高齢男性が四肢をひきずりながら物乞いをしていました。
小さな子供の運命を一生物乞いにしてしまうポリオは、
改めて根絶するべき疾患だと思いました。」

まさに私たちが40年かけてポリオ根絶を成し遂げようと
しているのは、子供たちとの約束と、その笑顔を守る
ためです。

パキスタンの子どもたちが、健康で笑顔の日々を過ごせる
よう私たちの力で成し遂げましょう。

ポリオ根絶まであと少しです。

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【ポリオミニ知識(11)】
ポリオの歴史や、ロータリーとポリオの関係など、ポリオ
にまつわるミニ知識を掲載します。
ポリオに関する発見をお楽しみください。

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ポリオに罹患した著名人として、今回は
「ゴルフの帝王」と言われたジャック・ニクラウス氏に
スポットを当ててみました。

ジャック・ニクラウスが13歳の時、彼の地元オハイオ州
コロンバスでポリオが大流行しました。
ある日、ニクラウスは激しい背中の痛みと関節の硬直に
見舞われました。検査の結果、ポリオであることが判明
します。

当時、彼の近隣や学校でも多くの子供たちが罹患して
いました。
ニクラウス自身は幸いにも「軽症」の部類でしたが、
周囲には麻痺が残り、車椅子生活を余儀なくされた
友人もいたといいます。

彼は約2週間の入院と隔離生活を送り、その間に体重が
約9kg(20ポンド)も落ち、筋肉が著しく衰えてしまい
ました。

医師からは「もう以前のようにスポーツはできない
かもしれない」と言われる可能性もありましたが、
彼は驚異的な回復を見せます。

病から回復し始めた時期が、ちょうど彼の「第二次性徴」
と重なりました。衰えた筋肉を補うように急速に体が
大きく成長し、結果として以前よりも力強い体格を手に
入れることになったのです。

彼は病後、体力を取り戻すために練習場へ通い詰め
ました。
この時期の「失ったものを取り戻そうとする飢餓感」
が、後に彼を圧倒的な練習量へと突き動かす原動力と
なりました。

ニクラウスは、ポリオという経験が自分のゴルフに
「2つの決定的な要素」をもたらしたと語っています。

<1> 圧倒的なメンタル・パースペクティブ(視点)
彼は、同じ時期にポリオにかかり、重い障がいを負った
友人たちを目の当たりにしました。

「自分はゴルフができるだけ幸運なのだ」という強烈な
感謝の念が、試合中のプレッシャーに負けない精神的な
余裕を生みました。

「ポリオを生き延び、再び歩けるようになったことに
比べれば、3メートルのパットを外すことなど大した
問題ではない」

<2> 下半身主導の力強いスイング
病後のリハビリ過程で、彼は衰えた上半身をカバーする
ために、脚の力を最大限に使うスイングを追求しました。
これが、当時のプロの中でも群を抜いていた「圧倒的な
飛距離」と、傾斜地でもびくともしない「不動の下半身
(ステイ・センター)」の確立に繋がりました。

ジャック・ニクラウスが「帝王」と呼ばれるのは、単に
記録が凄まじいからだけではありません。「身体の危機
を乗り越え、それを強さに変えた背景」があるからこそ、
その称号には重みがあるのです。

こうしたスポーツ界の不屈のエピソードを知ると、
身体的な制約が必ずしも限界つくる訳ではないことを
改めて感じさせられます。

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【ポリオ罹患者数】
2026年5月12日付の野生株のポリオ罹患者状況は
以下の通りです。

アフガニスタン 3名
パキスタン   3名
合  計   6名

今月はアフガニスタン、パキスタン共に3名になって
います。
このままで推移していくことを切に願います。

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【編集後記】

いつもポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日新潟でヨガ・ティーチャーズ・トレーニングを受けて
きました。

GWを使い9日間毎日5時に起きて準備して、6時から
夜9時ごろまでヨガとヨガの哲学を学びました。

毎日ヨガの考え方や習慣を取り入れる中で、自分自身が
とても穏やかにリラックスしていることに気づきました。

特に私が先生として参加者の前で、自分で作成したヨガ
プログラムを実際にやってみるという時間は、緊張しました
がとても楽しくヨガをできました。

参加者としてヨガをするのと、実際に指示を出しながら
ヨガを教えるのでは全く違う体験です。

指示が曖昧だと、みんながバラバラになってしまいます。
参加者と一体になるには、呼吸を合わせることが重要です。
吸って、吐いて、吸って、吐いて・・・。
このタイミングがあってくると、みんなの動きも合って
きます。

インド人の師匠スワミジは「ヨガは神と一体になる
ことだ」と言います。
この意味はまだ分かりませんが、少なくともヨガを通じて
体が柔らかくなると、あぐらをかいて長時間座っての瞑想
がやりやすくなります。

「皆さんはヨギだから、そういう生活をしてください」
というスワミジの言葉に、なかなか難しさを感じますが、
毎朝ネイティ(鼻の洗浄)をしてヨガをすることが
習慣になりました。

ヨギには程遠いですが、「ヨギとは何か」を意識して、
日々の生活をしていきたいと思います。

風そよぐ ヨギの生きかた 満ち足りて

今回も川柳を詠んでみました。

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
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