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【ポリオプラス通信】~ポリオのないせかいへ 第67号 2026.1.15

Polio Eradication News=============
ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ  
第67号 2026.1.15
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これまで60号を発行しましたが、新年度の7月を迎え
るにあたり、内容を少し変えます。
皆さんがポリオ根絶を身近に感じられ、ポリオ根絶を
通して、社会課題に向き合えるように。
誰でも気軽に読める内容を心がけていきます。
ポリオの現状とこれまでの活動を知って頂きたく、
情報発信します。

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皆さん、こんにちは。
2026年を迎えましたが、いかがお過ごしですか?

私は妻が主催する「去年を完了し、今年を創作する
ワークショップ」に参加して2026年がどんな年で
あるかを創作しました。
編集後記に書きましたので、ぜひお読みください。

さて、2025年ポリオの罹患者数は39名でした。
2024年が99名でしたので、60名ほど減少しています。

ポリオ根絶に向けた活動に欠かせないのはサーベイ
ランス(監視)とワクチン投与活動です。

どこでポリオが発症したのかをいち早く知ることで、
その地域でのワクチン投与活動ができるようになります。
地道な作業ですが、これが一番効果的な方法のようです。

先日パキスタンでワクチン投与活動をしている益田西
RCの松本祐二先生と話した時に「パキスタンでは、
ただワクチン投与すると言っても警戒されて投与できない。
だから地域に浄水器を設置して地域に貢献すると、
投与活動ができるようになる。」と仰っていました。

このポイントは、投与する側とされる側との信頼関係
をどうつくるのかだと感じました。

インドでは、カーストがあるせいか上意下達で物事が
動いていきます。
なので、ワクチン投与する際にそれほど抵抗もなく
受け入れてもらえますが、パキスタンでは子供たちの
親に拒否されるケースが多いそうです。

そのため、浄水器を設置することで地域に貢献し、
信頼関係を作ってからワクチン投与活動をすると
理解を得られると言っていました。

アフガニスタンで治水に命をかけた中村哲医師の
話を思い出します。

彼はアフガニスタンに治療を受けられる診療所を
作っていましたが、きれいな水がなければ命を落とす
人が絶えないと考え、灌漑事業を始めます。

そして、ガンベリ砂漠に水を引いて緑豊かな農地に
しました。最初は否定的だった農民たちが、実際に
水が引かれると、協力して拡大して行ったそうです。

中村医師は残念ながら2019年に凶弾に倒れましたが、
その遺志は受け継がれ、今もアフガニスタンの各地で
灌漑事業は進み広がっています。

ポリオ根絶活動が、母子の健康や生活環境整備につな
がるのなら、こんなに素晴らしいことはありません。

ポリオ根絶から、衛生環境やウェルビーイングの改善
までロータリーの果たす役割は益々重要になってきます。

2026年もポリオ根絶に向け、活動していきましょう!

ポリオ根絶まであと少しです。

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【ポリオミニ知識(7)】
ポリオの歴史や、ロータリーとポリオの関係など、
ポリオにまつわるミニ知識を掲載します。
ポリオに関する発見をお楽しみください。

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今回はポリオに罹患した有名人として坂東玉三郎さんに
スポットを当ててみました。

実は、玉三郎さんが歌舞伎の世界に入るきっかけそのも
のが、ポリオのリハビリテーションであったというエピ
ソードは非常に有名です。

1歳の時にポリオを発症しました。一時は命も危ぶまれる
ほどで、回復後も左足に麻痺が残りました。
 医師から「足を動かす訓練が必要だ」と勧められ、リハ
ビリのために6歳から日本舞踊を始めました。これが、
彼が伝統芸能の道に進む運命的な第一歩となりました。

身体的なハンディキャップを抱えながらも舞踊の稽古を
重ねる中で、十四代目守田勘彌に見出され養子となります。
玉三郎さんは、自身の足の不自由さをカバーし、より美しく
見せるための体の動かし方や所作を突き詰めていきました。
その結果、世界的に称賛される「究極の女方」としての
スタイルを築き上げました。

玉三郎さんは、ポリオの後遺症というハンディキャップを
単なる「克服すべき障害」としてではなく、「自分にしか
できない美しさ」を追求する契機に変えた稀有な芸術家と
言えます。現在では人間国宝として、歌舞伎界の至宝と
なっています。

このように、ポリオという病は日本の文化・芸術界を代表
する方々の人生にも大きな影響を与えてきました。
彼らがリハビリを通じて才能を開花させた一方で、ポリオ
さえなければ経験しなくて済んだ苦労も計り知れません。

だからこそ、世界中のロータリアンが目指している「ポリオ
のない世界」は、これからの子供たちにそのような過酷な
選択や苦労を強いないための、人類共通の願いなのです。

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【ポリオ罹患者数】
2025年の野生株のポリオ罹患者状況は以下の通りです。

アフガニスタン   9名
パキスタン   30名
合  計             39名

最終的に昨年は11月からポリオ罹患者がでず、39名で
横ばいです。
2024年は99名でしたから、60名ほど減りました。
2026年に更に減少すると、いよいよ根絶が見えてきます。

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【編集後記】

いつもポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日清里で2泊3日の研修合宿に初参加しました。

この合宿自体は17回目ということもあり、顔見知りの人たち
が親しげに話している中、私は初めてで何が行われるのか
よく分かってない中での参加でした。

参加者48名の中、私を含め11名が初参加でした。
しかし合宿が終わった後は、全員とまた会いたいと思うほど
近しい存在になっていました。

その中で2026年をパワフルに創作し、問いの形でフィード
バックをもらいました。

今年何日休みますか?
あなたにとって休日とは何ですか?

インドで仕事を始めてから、休日と言えるものをとったことが
ない自分に気づきました。
これといった趣味もなく、家にいるのは病気で寝ている時くら
いで、ストレスもないので休む必要も感じず今に至っています。

茅ヶ崎に家を購入し、料理や家庭菜園や薪割りを楽しみたいと
思っているので、私にとっての「休日とは何か」を探求して
みたいと思っています。

研修合宿では深夜に多くの人たちと対話を重ね、気づきを
もらったり、相手にフィードバックをすることで貢献したり。

早朝マイナスの気温の中で富士山とご来光を見た感激は今も
目に焼き付いています。

今年どんな年にしたいのかを創作した時に出てきたことは
「チャレンジと体験を楽しむ年」でした。
未知の領域(料理や菜園)に踏み込み、体験そのものを楽しみ
たいと思います。

薄あかり 雪が舞うなか ご来光

今回も川柳を詠んでみました。

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者 柳 邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会