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2021/10/15発行メールマガジン

Polio Eradication News===============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第16号 2021.10.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を知って
頂きたいと思い、情報発信します。

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皆さんこんにちは!

10月に入っても、暖かい陽気が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。

10月と言えば、24日はいよいよ世界ポリオデーです。

それに関連して、トレインジャック・プロジェクトと
称して18-24日の1週間、京浜東北線、根岸線、埼京線、
りんかい線、常磐線各駅停車、中央線快速、中央・総武線
各駅停車、青梅線、五日市線、つくばエクスプレスの
女性専用車両と、横浜線、南武線の1車両の中吊り広告を
「END POLIO NOW」でジャックします。

ぜひこの沿線に乗車した際には、中吊り広告を
見てください。女性専用車両には通勤時間以外は
どなたでも乗車できます。

また24日は有楽町駅前広場でのイベントや、
丸の内仲通りをEND POLIO NOWのTシャツと
マスクを着用してウォークラリーをします。

12日現在で近隣の4地区合わせて47クラブ、
280名が登録してくださっています。
ロータリアンに限らずどなたでも参加できます。
バルーンも用意していますので、周りの通行人や子供たち
に風船を手渡しながら、楽しく歩きましょう!

詳細はこちらのHPをご覧ください。
https://worldpolioday2021.rid2750.org

世界ポリオデーに私たちロータリアンが活動するのは、
ポリオ根絶が最優先事項であるからです。
同時に全世界でイベントを開催することで、
ポリオやロータリーを知らない人たちへ
アピールする機会でもあります。

私たちの活動は大河の一滴のようなものかもしれません。
その一滴が水たまりになり、小川になり、やがて
ガンジス川のように大きなうねりになり得るし、静かな
湖面に落ちる一滴の水も大きな波紋を広げていきます。

今年のポリオ罹患者数は2名のみで、1月の報告以来
ポリオの発症者はいません。
ポリオ根絶のためポリオプラスプログラムが始まってから
35年以上経ちますが、大きく広がった波紋の成果が
現れています。

天然痘が根絶されて以来、人類史上2番目に根絶した
感染症となる時をみんなでお祝いする日まで、
あと少しです。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》

昨年WHOがアフリカ地域でポリオ根絶が宣言しましたが、
野生株ポリオの新規症例が何年間確認されなかったら
ポリオ根絶を認定するのでしょうか?

A.  1年間
B.  2年間
C.  3年間










《答え》
正解はC.3年間です。
今年1月の報告以来、新規感染症例は確認されて
いません。
このまま推移すると、2024年に世界で野生株のポリオ
根絶が宣言されます。

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【ポリオ罹患者数】
2021年10月5日現在
野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。
パキスタン   1名
アフガニスタン 1名
合 計            2名

前年同時期では合計121名でした。
パキスタン、アフガニスタン共に1月の報告以来
新規感染者数は0です。
2024年の根絶宣言を目指し、活動していきましょう!
本当に「あと少し」です。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
8月にアフガニスタンから米軍が撤退しタリバン政権が
誕生したことに、世界中の人たちが驚き注目しました。

私が最初に思ったのは、ポリオワクチン投与活動が
これまで通りできるだろうかという疑問でした。
アフガニスタンでは、今年1月にポリオ発症が確認
されて以来、発症報告はありません。
これは隅々にまでワクチンを投与する保健士たちの
活動がなければなし得なかったことです。

タリバン政権下で同様の活動が保証されるのかを注目
していましたが、この疑問に松本祐二前ポリオ根絶
ゾーン・コーディネーターに答えて頂きました。

松本氏曰く、先日WHOとタリバン政権の話し合いで、
前政権同様にポリオワクチン投与活動に従事する保健士
たちの護衛をするとの合意がなされたと仰っていました。
これは大変重要なことで、アフガニスタンの山間部では
政府よりも部族の方が強い勢力を保持しているため、
護衛がついてないと危険なのです。

ポリオ感染症は一度発症すると完治しないので、
ワクチン投与し予防することがとても大切です。
今ワクチン投与が不可能になってしまっては、
これまでの活動が水の泡になってしまいます。

地上から野生株のポリオウィルスがなくなるまで、
もう暫くワクチン投与を通じて子供たちの健康と
笑顔のために活動していきたいと思います。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる
情報共有の場ともなるよう、読者の皆さんとともに
歩んでいきたいと思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンを
ご紹介ください。

アーカイブはこちらからご覧ください。
https://rid2750.org/news/

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○メールマガジン「ポリオプラス通信~ポリオのない世界へ」
発行責任者  邦明
国際ロータリー 第2750地区 ロータリー財団
ポリオプラス委員会
polioplus2750@gmail.com
アドレス変更・解除は
https://www.mag2.com/m/0001692155

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