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2022/01/15発行メールマガジン

Polio Eradication News=============

ポリオプラス通信 ~ポリオのない世界へ
第19号 2022.1.15

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国際ロータリー第2750地区ロータリー財団委員会に
所属するポリオプラス委員会の新たな試みとして、
毎月15日にメールマガジンを発行することにしました。
国際ロータリーの最優先事項はポリオ(小児麻痺)
根絶です。
多くの方たちにポリオの現状とこれまでの活動を
知って頂きたいと思い、情報発信します。

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2022年あけましておめでとうございます。
新年を迎えましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
皆さまにとりまして実りある飛躍の年となることを
祈っています。

さて、先日私は今年の創作をしました。
言葉が世界を創ると言います。
文字通り自ら発する言葉が、世界を創ります。
だとすると、皆さんはどんな世界を創作しますか?

今年、私が創作したのは
「私は聡明叡智の場である」です。

聡明叡智とは易経から来ている言葉で、
聖人の四徳から来ています。

聡はすべてを聞き分ける、
明はすべてを見分ける、
叡はすべてに通じる、
智はすべてを知っている、
という意味だそうです。

私が聡明叡智の場で在ったら、
世界はどんな風だろうか。
その世界を想像するだけで、ワクワクしてきます。

ここ数年、世界は分断され、各地で対立が起こり、
貧富の格差が大きくなっています。
また気候の変動が多く見られ、世界各地で大規模
災害が起きています。

今までは他人事のように見ている私でしたが、
真剣に向き合う時が来ました。
2022年は自分自身と向き合う機会をもっと
増やしていこうと思っています。

皆さん2022年はどんな創作をしていますか。

さて、ポリオ根絶に目を向けると、常在国の一つ
パキスタンは昨年1月以来ポリオ発症者を出していません。
このまま発症ゼロだと、2024年に根絶宣言がなされます。

もう一つのアフガニスタンは、ワクチン接種の徹底が
できるかがポイントです。
昨年タリバンに政権交代しましたが、その後WHOと
ワクチン投与活動について合意をしたとのニュースも
入ってきました。

ポリオ罹患者をなくすには効果的なワクチン接種で
集団免疫を獲得することが重要です。
今年も注意深く見守りつつ寄付を集め、その浄財を
適切に利用していくことを大切に活動していきたいと
思っています。

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【ポリオ根絶支援企業募集のご報告】

昨年11月末で締切りましたポリオ根絶支援企業募集に
ついてのご報告です。

今年度は23クラブ74口の応募を頂き、合計370万円の
ご寄付を頂きました。
昨年の22クラブ67口を上回ることができ、皆様には
本当に感謝いたします。

次年度以降も支援企業になって頂くことにより、
ポリオ根絶にさらに目を向けるきっかけになれば
幸いです。

引き続きよろしくお願いします。

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〈ポリオクイズコーナー〉
これまでの活動や現状をクイズ形式で
お伝えするコーナーです。

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《問題》

各国政府がポリオ根絶に多額の支援をしていますが、
支援額では日本は世界第4位(2017年現在)となって
います。では、アメリカ、英国に次ぐ3番目の支援国は
次のうちどこの国でしょうか。

A. カナダ
B. フランス
C. ドイツ











《答え》
正解はA.カナダです。

カナダのグルド大臣はこう述べています。
「かつて世界がこれほどポリオ根絶に近づいたことは
ありません。アフガニスタンとパキスタンで感染が続く
限り、気を緩めることはできません。」

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【ポリオ罹患者数】
2022年1月4日現在
2021年の野生株のポリオ罹患状況は以下の通りです。
パキスタン   1名
アフガニスタン 4名
合 計    5名

2020年は合計140名の罹患者だったことを考えると
激減しています。

アフガニスタンでは昨年10、11月と立て続けに新規に
発症者が出ましたが、12月発症者はゼロとなりました。
今年も発症を抑えて発症者ゼロを継続していきたいと
思います。
一方パキスタンでは、昨年1月以来発症者は出ていません。

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【編集後記】

ポリオプラス通信を読んで頂きありがとうございます。
先日目に留まったある物語に以下のようなことが
ありました。

主人公であるサックスプレイヤーがひょんなことから
臨時でレッスンを受け持つことになり、生徒の1人
である年配の女性のレッスンを終えたときの話です。

その年配の女性が主人公に向かって言います。
「あなたはGiverね。こんな言葉を聞いたことがある?
すべてを捧げてる人には、何かが与えられる。
(If you give all, you are given some.)」
「アナタにはきっと何かが与えられるんだわ。」
と彼女が言うと、主人公は
「ありがとう、キャロル。ボクはもうアナタから
もらっています。」と応えるのです。

この物語を読んで、私たちはGiverなのだと思いました。

年間のポリオ発症者が以前の4ケタから3ケタになって
10年が経ちます。
ポリオ根絶に多くの時間と労力を費やし、ようやく
昨年1ケタになりました。

これまでポリオ根絶が達成したら、それがご褒美かの
ように思っていましたが、そうではありません。
インドでワクチン投与をしている時に出会う子ども
たちの笑顔、そしてポリオの会の皆さんや、
ロータリアンの皆さんと分かち合う歓び。

すでに多くを頂いていることに気付かされました。

2022年もGiverでありつつ、多くの方たちとお会いしたり、
メルマガを通して分かち合っていきたいと思います。

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最後に・・・
このメールマガジンが、ポリオ根絶を成し遂げる情報共有の
場ともなるよう、読者の皆さんとともに歩んでいきたいと
思います。
ぜひ皆さんのご意見・ご感想をお聞かせください。
また、お知り合いの方たちへもこのメールマガジンをご紹介
ください。

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