1月は、職業奉仕月間です
1月は、職業奉仕月間です
「職業奉仕の手引き:実践しよう」より
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉 仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的 には、次の各項を奨励することにある:
1:知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
2:職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価 値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータ リアン各自の職業を高潔なものにすること;
3:ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社 会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること; 第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを 通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
「職業奉仕」という概念
「ロータリーの目的」(上記参照)は、ロータリーの存在目的とロータリアンの責務について記した哲学的な声明です。職業奉仕は、「目的」の第2項を土台としており、この項で、ロータリアンは次のことを奨励し、育むことが求められています。
・職業上の高い倫理基準
・役立つ仕事はすべて価値あるものという認識
・社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものとすること
職業奉仕はどのように実践できるでしょうか。以下にいくつかの方法をご紹介します。
・例会で、各会員が自分の職業について話し、互いの職業について学び合う
・地域社会での奉仕プロジェクトで職業スキルを生かす
・高潔さを重んじて仕事に取り組み、言動を通じて模範を示すことで倫理的な行動を周囲に促す
・若者のキャリア目標を支援する
・専門能力の開発を奨励し、指導する
職業奉仕はロータリーの核心であり、世界中の地域社会で奉仕を行う土台となるものです。
高潔性と倫理
ロータリーでは、高潔性と高い倫理を重視しています。その中でロータリアンによって生みだされたのが、「四つのテスト」と「ロータリアンの行動規範」の2つであり、職場や生活のあらゆる場面で倫理的行動を実践するための指針となっています。
ロータリアンの行動規範
ロータリアンとして、私は以下のように行動する。
1.個人として、また事業において、高潔さと高い倫理基準をもって行動する。
2.取引のすべてにおいて公正に努め、相手とその職業に対して尊重の念をもって接する。
3.自分の職業スキルを生かして、若い人びとを導き、特別なニーズを抱える人びとを助け、地域社会や世界中の人びとの生活の質を高める。
4.ロータリーやほかのロータリアンの評判を落とすような言動は避ける。
職場で高い倫理基準を推進するために
事業や専門職務のリーダーであるロータリアンは、職場や地域社会において模範を示し、高い倫理基準を推進することのできる立場にあります。ロータリアンは、次のような方法で倫理を実践し、奨励できます。
・従業員の雇用、研修、指導において、誠意、責任、公平さ、尊重について説明し、その重要性を強調する。
・仕事仲間による模範的な行動を称え、奨励する。
・顧客、業者、仕事関係者と接する際は、高い倫理基を遂行し、思いやりと熟慮をもって行動する。
・ビジネスや組織において、社会的・環境的に責任ある慣行を推進する。
行動しよう
現会員・新会員への教育の機会を設ける:「四つのテスト」や「ローアリアンの行動規範」の重要性について話し合いましょう。
倫理的ジレンマについて話し合う:倫理的な課題を含むシナリオに基づいて話し合うワークショップを行いましょう。
倫理の模範を示した人を表彰する:ビジネスや職業において、高い倫理基準に即して行動している人を表彰しましょう。
若い人の参加を促す:若い世代が充実したキャリアを積み上げていけるよう、会員による就職相談会や、ワークショップ、職業開発セミナーを開きましょう。
詳細は、下記「職業奉仕の手引き」をご参照下さい(クリックするとPDFファイルが開きます)